COMPUTEX AKIBA出張所

QNAPは新OS「QTS 4.2」をアピール、サーチエンジンやChromecast対応、Thunderbolt 2モデルも…

(COMPUTEX AKIBA出張所 / QNAP編)

QNAPブース

 毎年恒例のCOMPUTEX TAIPEIが2日〜6日の期間で開催された。

 様々なメーカーが出展する同イベント、詳細な取材記事は僚誌PC Watchが報じているが、「実際の展示を見て、メーカーに伝える」というのはなかなか難しい。そこで、例年同様、メーカー協力による意見箱付きのレポートをお届けする。

 項目ごとに、あなたの「欲しさ加減」や意見を入力できる入力欄を用意したので、好きな項目に入力し、最下段の「送信」のボタンを押して送信してほしい。いただいた意見はそれぞれのメーカーや国内代理店に送付、製品開発などの参考として活用していただく予定だ(アンケート集計期間は6月23日まで)。

無償の新OS「QTS 4.2」を発表、既存モデルにも対応サーチエンジンやChromecastとの連携、スナップショット、OneDrive対応など…

 さて、最終回の今回はQNAP編。

 最大のアピールポイントとしてフィーチャーされていたのが、同社製NASの最新OS「QTS 4.2」で、コンシューマ向け/ビジネス向けの双方で興味深い機能を多数搭載する上、「これまでに発売された、全てのQNAP製NASで利用できる」(同社)のがウリ。

 主な内容だけでも、ファイル内も含めて検索する検索エンジン、Chromecastとの連携機能、データのスナップショット、OneDriveへの対応などが挙げられており、UIそのものもより使いやすく変更されている。OSのリリースは7月末の予定で、ベータ版は6月末公開。8月の生産分からはQTS 4.2を搭載して出荷される予定とのこと。

 一方、新しいハードウェアとしてもThunderbolt 2対応の高速NASやAMDプラットフォームを採用した普及モデルを展示。Thunderbolt 2対応の製品は「ビデオ編集環境向け」とされており、ソフト/ハードともに注目できるブースとなっていた。

 以下、順に紹介していこう。

UIは大きく刷新、ドッキング対応ウィンドウなどが利用できるようになり、利便性が大きく向上したという


専用サーチエンジン「Qsirch」登場、Chromecastとの連携も

Qsirchの画面
検索結果の例。日本語にも対応している。

 「QTS 4.2」の中で、最もアピールされていたのがNAS内のデータを検索する検索エンジン「Qsirch」。

 これは、NAS内の全データをインデックスする検索エンジンで、ファイル名はもちろんファイル内のデータも認識して検索できるのがウリ。テキストファイルはもちろん、PDFやOffice系のファイルなど、対応ファイル形式も多岐に及ぶとされている。また、テキスト系のデータだけでなく、画像や動画も検索でき、こちらはファイル名やタグなどを使った検索になるという。

 この検索エンジンは、QNAPのローカル画面(HDMI出力)またはQNAP内のWebサーバを介して利用することになるが、興味深いのはログインしたユーザーに応じて検索結果が変わること。ユーザーの権限により、表示できないファイルは検索結果から除かれるそうで、言われてみれば当然ではあるものの、使いこなし次第では面白い活用法もありそうだ。

メディアプレイヤー機能に出力先にChromecastを指定できる

 また、家庭向け機能として興味深いのはChromecastやAppleTVとの連携機能。

 QNAPではもともと写真や動画などを再生できるが、ネットワーク上のChromecastやAppleTVを使い、静止画や動画を再生できる機能が追加された。「複数のChromecast/AppleTVなどに別々の映像を送る」といった使い方もできるそうで、「たとえば、部屋ごとに違う映像を表示する、といった使い方ができる」とも説明されていた。

 コンシューマ向け機能としては写真ビューアのPhoto StationもUIや表現力を中心に強化されており、BGM付きのスライドショーなども可能になっていた。

指定して再生するところ
再生例
様々な部屋での再生処理をQNAPで行える
写真ビューアのPhoto StationもUIが刷新された

【QsirchやChromecastとの連携機能を備えたQNAP製NASをどう思いますか?】
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ご意見など:

OneDriveにも新対応、データのスナップショットも作成OKに

OneDriveのファイルを直接扱える
スナップショット機能を搭載

 一方、純粋なストレージ機能として興味深かったのがクラウドストレージとの連携強化。

 これまでもQTS上のアプリを介してGoogle DriveやDropboxなどと連携、自動同期などが可能だったが、今回、これをOS内に取り込み、自動同期だけでなく、直接クラウドストレージを扱うことができるようになっていた。

 具体的には、QNAPのファイル管理ツールでクラウドストレージのファイルを直接操作することができ、たとえばGoogle DriveからOne Driveに直接コピーする、なんてこともできるとか。

 ちなみにOneDriveはQTS 4.2で新サポート。Google Drive、Dropbox、Amazon Cloud Driveなどと並んで使えるようになっている。

 このほか、データのスナップショットにも対応していた。

 スナップショットは、簡単な操作でその時点のNASのデータを復元できるのが特徴で、バックアップと違い、ファイルの世代管理をベースにしたもの。「スナップショットをとる」作業は一瞬で、復旧や内容確認(ファイル単位で旧ファイルの内容確認ができる)も短時間で可能。毎日、あるいは毎時間スナップショットをとる(そして一定期間後、自動で削除する)といったことも可能で、「削除してしまったファイルの復元」といった用途にも利用できる。

スナップショット機能の復元画面(左)と設定画面(右)

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「Thunderbolt 2対応のNAS」登場、実測900MB/s超!

転送速度

 さて、ハードウェア面で注目できるのがThunderbolt 2(最大20Gbps)に対応、900MB/s超というスピードに対応したTVS-871T-i7。

 「ビデオ編集向けに」として用意された製品で、会場では8台のSSDによるRAID 0デモを実施、実際にその速度を体験できた。ちなみにこの「900MB/s超」というスピードは、2台のSSDで実現できる速度だそう。現在、もっと高速化するべく改良中とのこと。

 この製品は、「Thunderbolt 2専用」というわけではなく、もちろん普通のNASとしても利用可能。iSCSI-SANを使うことでブロックデバイスとしても利用出来るため、「NAS」「Thunderbolt 2接続のDAS」「iSCSI接続のブロックデバイス」という3用途で使えるのもポイントという。LANとThunderbolt 2は同時利用可能とか。

 また、Thunderbolt 2接続の拡張ユニット「TX-500P」シリーズも用意されており、HDD/SSDを使って容量も拡張できる。

CPUはCore i7。基本性能もかなりのハイスペック
デモ機の搭載SSD
背面。拡張カードタイプで実装されていた
上2台はThunderbolt 2接続の拡張ユニット
ビデオ編集の快適さをアピールしていた

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AMDベースのNASも展示

 このほかのブースの模様は以下の通り。

AMDプラットフォームを採用したNASも展示、国内でも発売予定
仮想化に関しても力の入ったアピールが行われていた

その他、展示品に関してのご意見:

メーカーへのご意見:


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[制作協力:QNAP]

(AKIBA PC Hotline!編集部)