COMPUTEX AKIBA出張所

神の光?「ゴッドライク」を冠したゲーミングマザー展示、
フルカラーのイルミネーションと軍事技術ベースのサウンド機能搭載

(COMPUTEX AKIBA出張所 / MSIマザーボード編)

 毎年恒例のCOMPUTEX TAIPEIが6日まで開催中だ。

 様々なメーカーが出展する同イベント、詳細な取材記事は僚誌PC Watchが報じているが、「実際の展示を見て、メーカーに伝える」というのはなかなか難しい。そこで、例年同様、メーカー協力による意見箱付きのレポートをお届けする。

 項目ごとに、あなたの「欲しさ加減」や意見を入力できる入力欄を用意したので、好きな項目に入力し、最下段の「送信」のボタンを押して送信してほしい。いただいた意見はそれぞれのメーカーや国内代理店に送付、製品開発などの参考として活用していただく予定だ(アンケート集計期間は6月23日まで)。

虹色に光るMSIのX99ゲーミングマザー、2.5インチNVMe SSD接続アダプタも付属Z170搭載マザーの展示も

MSIマザーボードコーナーの一角

 さて、今回はMSIブースのマザーボード展示エリアの様子をお届けする。

 エリアの主役として展示されていたのは、多数の最新技術を盛り込んだゲーミング仕様のX99マザーボード「X99A GODLIKE GAMING」。2,000色以上から選択できるLEDイルミネーション、2.5インチタイプのNVMeの接続にも対応、オーディオ機器に採用例の多いESS製のDAC搭載、軍事技術ベースのサウンドエフェクト機能搭載と、「MSIの技術全部入り」といった感のあるマザーボード。

 このほか、展示のみで詳細は語られなかったが、Z170、H170、B150チップセットを搭載したマザーボードの展示も行われていた。

 以下、順に紹介していこう。



約2,000色から選べるイルミネーション、ESSのオーディオ用DACも搭載したゲーミングマザー

X99A GODLIKE GAMING

 多数の最新技術を搭載し、ゲーミング向けのフラグシップモデルとして展示されていたのが「X99A GODLIKE GAMING」。多彩なイルミネーション機能を備えへ、性能だけでなく「魅せる」ことにも注力したモデル。

 イルミネーション機能は、「Mystic Light」と同社が呼ぶもので、発光色が約2,000色から選択可能な幅の広さがウリ。発光パターンは8パターン用意されており、虹色に光らすことも可能。発光色やパターンの変更はAndroid端末からのリモコン操作にも対応している。

 また、オーディオ部分にESS製のDACチップ「ES9018K2M」を搭載しているのも特徴。ESSのES9000シリーズは「SABER」と呼ばれることもあり、オーディオ機器の間では中~高級機に採用例の多い流行のDACチップ。PCパーツ系での採用例は非常に珍しく、音質面でも注目できるポイントになっている。このDACチップを含むオーディオ部分は、同社がAudio boost 3 Proと呼ぶ高グレード仕様で、後述するサウンドエフェクト機能「Nahimic」にも対応している。

 こちらも後述するが、2.5インチ形状のNVMe SSDが接続可能なアダプタ「M.2 to Mini-SAS HD add-in card」が付属するほか、拡張スロット部分に強度補強用の金属製カバーが取り付けられるなど、現在のMSIの最新技術を全て搭載した仕様になっている。

 日本での発売は7月末頃の予定で、販売価格は検討中とのこと。

X99A GODLIKE GAMINGの製品版
スロットが金属カバーで覆われている

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NVMe SSDの2.5インチ版が接続できる変換カード「M.2 to Mini-SAS HD add-in card」

 高速SSD対応へのアピールとして展示されていたのが2.5インチ形状のNVMe SSDが接続可能になるアダプタ「M.2 to Mini-SAS HD add-in card」。

 32Gbps転送対応のM.2スロットに装着して使用するアダプタで、形状はM.2 - miniSAS HD。アダプタはIntelのNVMe SSD「SSD 750」の1.2TBが接続されている状態で展示されていた。

 今のところ上記の「X99A GODLIKE GAMING」に付属するかたちで提供されるとのことで、単体での販売予定などは未定という。

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軍事技術ベースのサウンドエフェクト機能「Nahimic」

 X99A GODLIKE GAMINGが対応するサウンドエフェクト「Nahimic」は、軍事シミュレータの技術をベースに開発されたという機能。

 低音を増幅させ、大型スピーカー環境のような音響を再現したり、声を聞き取りやすくするため強調する機能のほか、リバーブややサラウンドなど、多数のエフェクトを好みの強さに設定可能。ゲーム配信などでも利用可能で、配信ソフトのXSplitなどで使用することができる。

 展示スペースではBass BoostとVoice Clarityの機能をメインにデモが行われており、Bass Boostを調整することで映画館にいるような低音重視の音響を作り出したり、Voice Clarityを調整してBGMや効果音などが鳴っていても声がしっかり聞き取れることが体験できた。

 なお、Nahimicを利用するには、Nahimicに対応したサウンドチップが必要とされており、X99A GODLIKE GAMINGにはNahimic対応のRealtek製サウンドチップが搭載されているという。

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Intel第6世代Coreプロセッサ対応マザーも複数展示

 詳細は語られなかったが、Intelの第6世代Coreプロセッサに対応したマザーボードも展示されていた。

Z170A-G45 GAMING
Z170A-G43
Z170A PC Mate
H170M PRO-VDH
B150M PRO-VDH
B150M PRO-VD

蛇型やエコをイメージしたMOD PCも展示

 ブースではこれらのほか、MOD PCの展示や、COMPUTEX Best Choice Awardを受賞した製品などの展示も実施。

 MOD PCは蛇をモチーフにした強烈なインパクトを放つモデルと、クリーンな地球をイメージさせるような配色の球型PCなどを展示。

 COMPUTEX Best Choice Award受賞モデルは、トロフィーも合わせて展示されており、X99A GAMING 9 ACKがBest Choice Golden Awardを受賞、X99A XPOWERがBest Choice Awardを受賞している。


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[制作協力:MSI]

(AKIBA PC Hotline!編集部)