GTX 980Tiの水冷/空冷両対応モデルが登場
まず、同社が「アピールしたい」とするのがビデオカード群。そしてそのフラグシップとなるのが水冷・空冷両用クーラーを搭載した「GTX 980 Ti ARCTICSTORM」だ。
この製品は、「基本的には空冷で使えるが、水冷キットを接続すれば水冷でも利用できる」というもので、もちろんオーバークロック仕様。GPUクロックはベース1,025MHz/ブースト1,114MHzで、メモリクロックは7,010MHzとされている。ビデオカード背面はバックパネル付き。ビデオメモリは6GB。
搭載クーラーは3連ファンを備えたもので、水冷キットを接続できるフィッティングを搭載。汎用水冷キットを接続することで水冷での利用が可能になる。
同じGM200コアを採用するGeForce GTX TITANはリファレンスクーラーの製品しかなかっただけに、「水冷対応のオリジナルクーラー」という点が気になるポイントと言えるだろう。
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空冷980 Tiにも独自クーラーモデル、風量30%の独自ファン「EKO FAN」搭載
GTX 980Ti AMP! Omega Edition また、GeForce GTX 980 Ti搭載製品としてはオリジナルの空冷クーラー「IceStorm」を搭載、さらに「30%エアフローを強化する」という独自ファン「EKO FAN」を追加することで冷却性能をさらに向上させたという「GTX 980Ti AMP! Omega Edition」「GTX 980Ti AMP! Extreme Edition」も展示していた。
この「EKO FAN」は、ファンの羽根の内側にもう一つ羽根のような構造を追加したもの。羽根の構造の工夫により、エアフローを30%向上、ファン中央のデッドスペースも低減できたほか、風圧も15%向上、より冷却能力が高まったという。
今回の「GTX 980Ti AMP! Omega Edition」と「GTX 980Ti AMP! Extreme Edition」は、IceStormクーラーにEKO FANを組み合わせた製品で、Extreme EditionのGPUクロックはベース1,253MHz/ブースト1,335MHz、メモリクロックは7,210MHzとされている。
「GTX 980Ti AMP! Omega Edition」に関しては「今後決定」とされており、さらなるクロック向上を検討しているものとみられる。
なお、これらの製品では、電源ノイズを低減、動作クロックの上限や安定性をより高めるという「POWERBOOST」も搭載している。
通常ファンを搭載したOCモデル「GTX 980 Ti AMP! Edition」もラインナップ。ファンは通常タイプだが、クーラーそのものはオリジナルのIcsStorm。動作クロックはGPUが1,051MHz(ベース)/1,140MHz(ブースト)、メモリが7,010MHz。 【EKO FAN搭載のビデオカードをどう思いますか?】
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RAID対応、最大3つのストレージを搭載できる「ZBOX」を展示
また、同社のお家芸である小型PC「ZBOX」シリーズは主要な新製品だけでも7製品以上もある力の入れぶり。
特徴的な製品の一つと言えるのが2基の2.5インチベイとmSATAスロットを合わせて3つのストレージを搭載、RAIDでも利用できる「Rシリーズ」。会場にあったのは「R531」と「R323」だ。
デモ中の「R531」では、2基の2.5インチHDDを搭載、2TB×2台=4TB分のストレージをRAIDで構成。さらに「mini PCIeスロットも利用できる」と説明されており、会場ではビデオキャプチャカードを搭載しての実演も行っていた。
2.5インチSSDを1台搭載、ビデオキャプチャカードを搭載した例 R531はCore i3-5010U搭載で米国価格が369ドル。Celeron 2961Y搭載の姉妹モデル「R323」は同209ドル 【RAID対応のZBOXをどう思いますか?】
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Steam OS搭載モデルもアリ、CPUはSkylake
また、Steam OSをプリインストールして販売するというZBOX「SN970」も展示。
国内で販売するかどうかや発売時期などは不明だが、「6th Gen Intel Processor」(=Skylake)とされており、「Skylake登場後」をにらんだ製品なのは確実そう。
搭載GPUはGeForce GTX 970Mで、4系統のHDMI出力、2系統の1000Base-T LANなども搭載する。搭載ストレージは1TBのHDDと128GBのSSDで、メモリは8GBのDDR3。展示機のUSBコネクタはType-Cになっていた。
2.5インチSSDを1台搭載、ビデオキャプチャカードを搭載した例 R531はCore i3-5010U搭載で米国価格が369ドル。Celeron 2961Y搭載の姉妹モデル「R323」は同209ドル
【ZBOXシリーズをどう思いますか?】
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このほかにも様々なZBOXが……、GPU搭載のゲーミングモデルや4画面出力のAMDモデル、Core MやCeleronのファンレスモデルまで
このほかでは、BroadwellやSkylake搭載のZBOXが多数展示。
さらに、GeForce GTX 960MとBroadwell(Core i5-5200U)を搭載するゲーミングモデル「EN960」や、4系統の出力をもつAMDベースのマルチメディア向けZBOX「MA760」(AMD FX-7600搭載/479ドル)や、Celeron搭載のファンレスモデルCI321 nano(OS無し189ドル/OS付き319ドル)、Core M-5Y10Cを搭載するCI521 nanoなども展示されていた。
ファンレスモデルからハイパフォーマンスモデルまで、選択肢の幅が広いのがZBOXのメリットだが、反面、なかなか一堂に会する機会というのもあまりない。気になる製品があるならば、この機会に意見を投稿してみて欲しい。
GeForce GTX 960MとBroadwell(Core i5-5200U)を搭載するゲーミングモデル「EN960」 同じくBroadwell(Core i5-5200U)を搭載したZBOX nano 4画面出力/AMDベースのMA760。「フルHDパネル4枚で4K相当の出力ができる」のがウリ Celeronを搭載するファンレスモデル「CI321 nano」。Core M搭載の「CI521 nano」もある Iris Proを搭載したZBOX。具体的なCPU名は表示されていなかったが、「クアッドコアCPU」を搭載しているという こちらはAtomベースのSoC「Braswell」搭載のZBOX
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[制作協力:ZOTAC]