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IntelのOC向けCPU「Devil's Canyon」がツクモで予約開始

Core i7-4790KとCore i5-4690K、Pentium 20周年記念モデルも登場

 「Devil's Canyon」ことクロック倍率がアンロックされた新たなCoreシリーズの予約受け付けが6月3日(火)にスタートした。「Pentium 20周年記念モデル」というHaswell Refresh版Pentiumシリーズのアンロック版の予約受け付けも実施中だ。

 モデルと予価(税抜き)は、4コア/8スレッドのCore i7-4790Kが36,780円、4コア/4スレッドのCore i5-4690Kが25,480円、2コア/2スレッドのPentium G3258が7,580円。各モデルとも入荷時期は「近日中」という。

 「Devil's Canyon」の開発コードで呼ばれるCore i7-4790KとCore i5-4690Kは、5月中旬に登場したHaswell Refreshなどと同じ第4世代のCoreシリーズCPU。ユーザーがクロック倍率を変更できる、型番末尾が「K」のモデルだ。

 注目されるのは、いわゆる“グリス問題”が改善されていると見られる点。Ivy Bridge以降のCPUでは、CPUコアとヒートスプレッダとを接着する素材「TIM(Thermal Interface Material)」に、熱伝導率の低いグリスが使われていたが、Devil's Canyonでは効率の良い次世代ポリマーTIMへ変更したという。

 また、現行のPentiumシリーズでは初のアンロックモデルとなるPentium G3258も注目の存在。「i486」の後継CPUとしてPentiumがデビューし、20年が経ったのを記念したという製品だ。ちなみに、当時のPentiumはまだクロック倍率が固定されていなかった。

 Core i7-4790Kの主なスペックは、クロックが通常4GHz、ターボ時4.4GHz、キャッシュ容量8MB、TDP 88W。

 Core i5-4690Kの主なスペックは、クロックが通常3.5GHz、ターボ時3.9GHz、キャッシュ容量6MB、TDP 88W。

 Pentium G3258の主なスペックは、クロック3.2GHz(ターボ非対応)、キャッシュ容量3MB、TDP 53W。

[撮影協力:ツクモパソコン本店]

Intel Core i7-4790K