ニュース

Lian Liがイベント実施、魅せるMini-ITXケースなどを展示

NUCケースの試作品も

 アルミ製PCケースなどで知られるLian Liのイベント「LIAN-LI EXPO2012」が15日(土)に開催された。場所はアキバナビで、主催は同社代理店のディラック。

 イベントでは、同社工場長のAsheng Huang氏などが登壇。来年に発売する新製品などが紹介された。

「魅せるMini-ITXケース」を展示

PC-Q03
側面
上面
背面
電源はSFX対応。ドライブベイは2.5インチ用

 まず、注目されたのが小型ケース。

 もっとも目を引いたのがマザーが見えるMini-ITXケース「PC-Q30」。斜めに傾いたアルミ製ケースの手前側がアクリルパネルになっており、内部の様子が見える構造。I/Oパネルは上側についている。参考出品されたもので、発売時期などは不明。

NUC対応のPC-N1
液晶裏面などに取り付け可能
PC-Q27。奥行きが短いのが特徴。3.5インチHDD×2台、2.5インチHDD×2台などを搭載できる
PC-Q28。3.5インチHDDを6基搭載可能
PC-V850。HDD用冷却ファンに14cm×2基を、拡張カード用に同4基を搭載可能。「来年の主力モデル」(LIAN-LI)とか。
PC-A18
展示モデルの多くに搭載されていたワンタッチ着脱のサイドパネル。これまでのプッシュピンではなく、スライド式に変更されている。
超大型ケース「PC-D8000」も展示。HDDを20台搭載可能

 そのほか、小型ケースではNUC対応の「PC-N1」や、HDDを多めに搭載できるMini-ITXモデル「PC-Q27」「PC-Q28」も展示。これらは来年第1四半期の発売と紹介されている。

 一方のメインストリームモデルでは、同社が「来年度の主力」と推す大型モデル「PC-V850」や、ミドルタワーの「PC-A18」、水冷キットの搭載も考慮したという「PC-A18」などを展示。ワンタッチで取り外せるサイドパネルなどをアピールしていた。

蒸気機関車ケースが実際に走行

蒸気機関車型ケース、PC-CK101。限定生産品のため、在庫はあと少量だそう
Asheng Huang氏
電源にはモバイルバッテリーを利用。
プロトタイプ
PC-7Hを使ったModdingコンテストも実施中。世界共通のキャンペーンで、応募はFacebookページから。1位には1,200ドルの賞金や賞品なども用意されている。応募受付は来年1月18日まで。

 また、同社は今年、ユニークな「蒸気機関車ケース」を限定発売しているが、会場では実際に走行デモを披露。

 解説セッションでは、同社工場長でこうした製品のアイデアを考えているというAsheng Huang氏が登壇。同ケースのプロトタイプや開発の様子などを説明していた。「クモ型」や「岡持ち」など、毎年ユニークな製品を発表する同社だが、やはり来年も登場する様子。それが何かは「まだ内緒」とか。

Lian Li PCケース