ニュース

【COMPUTEX AKIBA出張所】【PowerColor編】ファンレスのRadeon HD 7850モデルが登場、4ディスプレイの製品も

メーカー/代理店に意見が送れるフォーム付き

 毎年恒例のCOMPUTEX TAIPEIが6月4日から開催中だ。

 様々なメーカーが出展する同イベント、詳細な取材記事は僚誌PC Watchが報じているが、「実際の展示を見て、メーカーに伝える」というのはなかなか難しい。そこで今回はメーカーご協力のもと、メーカー直結意見箱付きのレポートをお届けしてみた。

 製品ごとに、あなたの「欲しさ加減」や意見を入力できる入力欄を用意したので、好きな項目に入力し、最下段の「送信」のボタンを押して送信してほしい。いただいた意見はそれぞれのメーカーや国内代理店に送付、製品開発などの参考として活用していただく予定だ(アンケート集計期間は6月20日まで)。

ファンレスのRadeon HD 7850モデルが登場、4ディスプレイの製品も

 PowerColorはファンレスのRadeon HD 7850ビデオカードやOC向けのRadeon HD 7870ビデオカードを展示した。

 特にRadeon HD 7850のファンレス品はこれが初登場。このクラスのGPUをファンレス化するのはかなり困難だが、同社が「Gシェイプ」と呼ぶヒートパイプの配置や、ケース内の通風を考慮したフィン配置で、問題なく動作する製品を実現できたという。

 このほか、マルチディスプレイ向けのビデオカードや水冷タイプのRadeon HD 7970もデモしている。




HD 7850初のファンレスモデルが登場

 今回、同社最大の注目点と言えるのがRadeon HD 7850でファンレスを実現した「SCS3 7850」。

 同社独自のクーラーを採用することでファンレスを実現した製品で、隣接スロットのほか、カード上部にもヒートシンクが張り出す構造。

 ヒートパイプは6mm径を6本利用、そのうちの幾つかは同社が「Gシェイプ」と呼ぶ特許技術を採用している。これは、カード側面からみて「G」のように見える曲げ方が特徴で、この構造も冷却効率の向上に寄与しているという。
 また、ケース内の通風を効率的に使って放熱できるよう、フィンの構造が工夫されており、ケース前面からケース背面に通風がある場合、もっとも効率よくGPUが冷却されるそう。

 「ケースファンが無い環境でも使えるよう考慮しているが、もし90℃以上になってしまうような場合は注意したほうがいい」(同社)とのこと。通常の想定GPU温度は72℃前後とか。

 高品質部品を使っていることもウリにしており、こうしたことも「ファンレス」を実現したポイントと言えそうだ。また、UEFIにも対応している。

 国内発売は本日7日(金)とか。価格は23,980円前後の見込み。

【この製品をどう思いますか?】
(投稿ボタンはページ下部にあります。各項目を入力後、まとめて押してください)

興味のほどは?:
ご意見など:

OC向けのRadeon HD 7870モデル「DEVIL」も展示

 また、OC向けのRadeon HD 7870カード「DEVIL HD 7870」も展示。

 3個の大型クーラーを搭載した製品で、搭載できるサイズ限界までファンを大きくするため。中央のファン口径は残り2つよりも大きくなっているという。

 採用部品も温度耐性の良いものを利用。できるだけ高いクロックで動作するよう、こだわった製品とのこと。

 国内での発売予定は未定。

【この製品をどう思いますか?】

興味のほどは?:
ご意見など:

Radeon HD 7750の4ディスプレイ対応版も

 Radeon HD 7750やRadeon 7870を使ったマルチディスプレイモデルも展示していた。

 前者は4ディスプレイで金融トレードや医療などに向けたもの、後者は6ディスプレイ対応でメインはやはりゲームとされる。搭載コネクタはすべてmini DisplayPortだが、前者にはDisplayPort変換ケーブル2本とDVI変換ケーブル2本が、後者にはDisplayPort変換ケーブル4本とDVI変換ケーブル2本が付属する。

 Radeon HD 7750モデルについては国内販売も検討されており、予価は17,000円前後とされている。

【この製品をどう思いますか?】

興味のほどは?:
ご意見など:

水冷のRadeon HD 7970も展示ゲームやOCに

 水冷ヘッドを標準装備したRadeon HD 7970も展示中だ。

 ゲーム用などに向けた製品で、大型ヒートシンクを使わないため、隣接スロットを埋めてしまわないのもメリット。その反面、ポンプやラジエータが別途必要になる。

 標準装備の水冷ヘッドはEK Water Blocks製で、当然、水冷ヘッドがビデオカードについた状態で保証がある(一般的なビデオカードはクーラーを取り外すと製品保証がなくなる)のも特徴だ。

 かなり以前からこうした製品を出している同社だが、EK Water Blocksの製品を搭載した製品はこれで4代目とか。オーバークロックモデルではないが、水冷の効果で温度も低下、電圧変動に強いキャパシタも採用しているため、オーバークロックにも向いているそう。

 国内発売する場合の予価は54,000円前後になるという。

【この製品をどう思いますか?】

興味のほどは?:
ご意見など:

その他のご意見

 これらの意見欄や展示以外に関する投稿欄も以下に用意したので、活用してほしい。


その他の製品や展示品に関して:

メーカーへのご意見:


(すべての入力欄を一括して送信します)