HD 7850初のファンレスモデルが登場
今回、同社最大の注目点と言えるのがRadeon HD 7850でファンレスを実現した「SCS3 7850」。
同社独自のクーラーを採用することでファンレスを実現した製品で、隣接スロットのほか、カード上部にもヒートシンクが張り出す構造。
ヒートパイプは6mm径を6本利用、そのうちの幾つかは同社が「Gシェイプ」と呼ぶ特許技術を採用している。これは、カード側面からみて「G」のように見える曲げ方が特徴で、この構造も冷却効率の向上に寄与しているという。
また、ケース内の通風を効率的に使って放熱できるよう、フィンの構造が工夫されており、ケース前面からケース背面に通風がある場合、もっとも効率よくGPUが冷却されるそう。
「ケースファンが無い環境でも使えるよう考慮しているが、もし90℃以上になってしまうような場合は注意したほうがいい」(同社)とのこと。通常の想定GPU温度は72℃前後とか。
高品質部品を使っていることもウリにしており、こうしたことも「ファンレス」を実現したポイントと言えそうだ。また、UEFIにも対応している。
国内発売は本日7日(金)とか。価格は23,980円前後の見込み。
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OC向けのRadeon HD 7870モデル「DEVIL」も展示
また、OC向けのRadeon HD 7870カード「DEVIL HD 7870」も展示。
3個の大型クーラーを搭載した製品で、搭載できるサイズ限界までファンを大きくするため。中央のファン口径は残り2つよりも大きくなっているという。
採用部品も温度耐性の良いものを利用。できるだけ高いクロックで動作するよう、こだわった製品とのこと。
国内での発売予定は未定。
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Radeon HD 7750の4ディスプレイ対応版も
Radeon HD 7750やRadeon 7870を使ったマルチディスプレイモデルも展示していた。
前者は4ディスプレイで金融トレードや医療などに向けたもの、後者は6ディスプレイ対応でメインはやはりゲームとされる。搭載コネクタはすべてmini DisplayPortだが、前者にはDisplayPort変換ケーブル2本とDVI変換ケーブル2本が、後者にはDisplayPort変換ケーブル4本とDVI変換ケーブル2本が付属する。
Radeon HD 7750モデルについては国内販売も検討されており、予価は17,000円前後とされている。
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水冷のRadeon HD 7970も展示ゲームやOCに
水冷ヘッドを標準装備したRadeon HD 7970も展示中だ。
ゲーム用などに向けた製品で、大型ヒートシンクを使わないため、隣接スロットを埋めてしまわないのもメリット。その反面、ポンプやラジエータが別途必要になる。
標準装備の水冷ヘッドはEK Water Blocks製で、当然、水冷ヘッドがビデオカードについた状態で保証がある(一般的なビデオカードはクーラーを取り外すと製品保証がなくなる)のも特徴だ。
かなり以前からこうした製品を出している同社だが、EK Water Blocksの製品を搭載した製品はこれで4代目とか。オーバークロックモデルではないが、水冷の効果で温度も低下、電圧変動に強いキャパシタも採用しているため、オーバークロックにも向いているそう。
国内発売する場合の予価は54,000円前後になるという。
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