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風力で自走する「アキバ最速PC」がデモ、1万回転ファンを4基搭載
M氏作
(2014/8/2 22:05)
回転速度10,200rpmの超高速8cmファンを4基搭載、なんと風力で自走するという「おバカ仕様」の改造PCが秋葉原のイベントでデモされた。
デモが行われたのは、2日(土)に開催されたASUS製品をアピールするイベント「ASUS Open Gallery 2014 Summer」の会場。
同イベントでは最大2,300Mbps(1,700Mbps+600Mbps)での通信性能をうたう超高速無線ルータ「RT-AC87U」やマザーボード、ゲーミングデバイスの新製品なども展示されている(詳細は別記事参照のこと)。
4基の超強力ファン+キャスターで自走掃除機以上の爆音
今回デモされた自走PCは、様々な改造PCを製作している「M氏」によるもの。
先日発売された10,200rpmの超高速8cmファン「Aavid PEAD18038BH」を後部に4基搭載し、これが主動力として機能。筐体底面にはキャスターがついているため、ファンの風力でPCが「動く」という趣向だ。
PC部分ももちろん動作するもので、液晶ディスプレイまで装備。採用パーツはAM1プラットフォームのMini-ITXマザーボード「AM1I-A」や、550WのSFX電源、SSDなど。ちなみに消費電力は、移動用のファンが45W×4基=180Wで、PC部分が「おおむね40W以下」(M氏)。
なお、このPC、バッテリーはついていないため、実際の動作には電源コードが必要だ。
イベントでは、来場者の求めに応じて随時「移動」をデモしていたほか、M氏のセッションで実際の動作を披露。掃除機を超える大音量や扇風機以上の大風量を印象付けていた。ちなみにこのPC、当初は「ホバークラフトの要領で空中に浮かせないか?」(M氏)と考えていたそうだが、さすがにそれは難しかったよう。また、出力の都合か、「カーペットの上では自走できない」という問題もあるとのこと。
セッションでは、同氏がたどった「組み立て方」も説明していた。