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実売8万円越えの高級PCケース「S10」がAntecから近日登場
スイングオープンドア式の側面パネルを採用、アルミとガラスの2種類
(2015/6/12 22:30)
Antecの高級PCケース「Signature」シリーズが登場、フルタワーの「S10」が複数のショップで展示中だ。サイドパネルがアルミとガラスの2タイプがあり、前者はBUY MORE秋葉原本店とドスパラパーツ館で、後者はツクモパソコン本店で展示されている。
アルミタイプは20日(土)に発売される予定で、予価は税込86,200円前後。ガラスタイプは7月中旬発売予定で、価格は未定。
ワンプッシュで開くスイングオープンドアタイプのサイドパネルを採用
S10はSSI-CEBマザーにも対応した大型のPCケース。本体サイズは幅230×奥行き590×高さ602mm。
内部は、フロントのストレージ部、ボトムの電源ユニット部、メインとなるマザーボード部の3つのエリアで構成。「各エリアに最適なエアフローを導き、冷却性能を高める」(代理店のリンクスインターナショナル)という。
ワンプッシュで開くスイングオープンドアタイプのサイドパネルも特徴。ストレージ部のパネルと、電源+マザー部のパネルの2枚を備えており、工具などを使わずに開き、各部にアクセスできる。パネルは厚さが4mmあり、「内部から発生するノイズを効果的に遮音する」(同)としている。
ストレージ部の3.5インチシャドウベイは、2基×3段の構成(計6基)。レール上をスライドさせてドライブを着脱する仕組みで、振動とノイズを吸収するシリコングロメットも備えている。2.5インチシャドウベイはストレージ部に3基、電源部に5基用意されている(計8基)。
なお、上部に5インチオープンベイを1基備えているが、奥行きが70mmと短く、ファンコントロールユニット用などとされている。
水冷用のラジエーターはトップ、センター(マザー部の前方)、リアに搭載可能で、トップは280mmサイズまで、センターは360mmサイズまで、リアは120mmサイズに対応する。
対応マザーボードタイプはSSI-CEB、E-ATX、XL-ATX、ATX、microATX、Mini-ITX。拡張カードは長さ317.5mmまでのものが内蔵可能。拡張カードスロットは10基あり、4-way CrossFireX/SLIも構築できる。電源ベイは奥行き200mmまで対応。また、最大10基のファンに電源を供給できる分電ボードも内蔵する(3ピン×10)。
[撮影協力:ツクモパソコン本店とドスパラパーツ館とBUY MORE秋葉原本店]