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ショップ店員が振り返るこの1年
~ 暴騰したiPhone 6 SIMフリー版など ~

 2014年の総決算ということで、アキバのショップスタッフに今年1年で特に印象に残った製品や出来事について聞いてみた。

 モバイル関連製品は、SIMロックフリー版iPhone 6の暴騰や自撮りスティックのヒットなどがあったが、いずれも外国人客がブームの中心。円安の影響を感じさせる出来事だった。

イオシス アキバ中央通店Aさん

 SIMロックフリー版iPhone 6の海外需要は凄かったですね。衝撃と言っていいと思います。SIMロックフリー端末といえば、今までは海外からの輸入品ばかりでしたが、今回は日本のモデルを海外に売るという逆の展開でしたから。発売時は価格も高騰しましたし、まとめ買いも凄くて、こんな台数が一気に売れるのかー!と驚きました。これまでは買い付けに海外に行く側だったので気にしませんでしたが、香港などはiPhoneが発売される度にこういった状況になっていたんだろうな~としみじみ思いました。

イオシス アキバ路地裏店Aさん

 iPhone 6の騒動ですかね。買い取ったその場で売れていったりと、いろいろ凄かったです。発売日当日はプレミア価格がついたりと大変なことになっていましたね。

イオシス アキバ中央通店Bさん

 今年は国内向けのSIMロックフリー端末が増えたと思いますね。安価なモデルも増えましたし、海外のSIMロックフリー端末を買わなくても済むようになってきていると思いますね。うちでも、freetel XMやHuaweiのSTREAM S 302HWなどはかなりの数が売れていますよ。STREAM S 302HWは国内向けモデルですが、海外でもそのまま使えるので、旅行者の方にもよく売れました。Huaweiは海外では人気メーカーだったりしますしね。

Jan-gle 秋葉原本店Aさん

 Android端末に物理キーを追加するイヤホンプラグ型ボタン「iKey」がとても良く売れましたね。色々な所に取り上げて頂いたこともあり、当店を知らなかったユーザーさんにもたくさん来店頂いて、嬉しかったです。

Jan-gle 秋葉原本店Bさん

 今年はこれまで以上に色々な海外製品を仕入れたこともあって、尖ったアイテムが多かった印象です。ぱっと思いつくものでも、円形ディスプレイを持つ腕時計デバイス「Moto 360」、Microsoftロゴがあるスマートフォン「Lumia 535」、Xiaomiのスマートフォン、NVIDIAのゲーム向けタブレット「SHIELD TABLET」(これは国内版も発売されましたが)など。来年も国内に無い海外モデルを積極的に仕入れていけるよう頑張ります。

サンコーレアモノショップ秋葉原総本店Aさん

 最近のことですが、スマートフォンのカメラを手元で操作できる「自撮りスティック」がむちゃくちゃ売れていますね。店頭では外国人観光客の方がメインの購入層ですが、商品を卸している量販店や当社の通販では、国内の方も買っており、全国的によく売れているんですよ。自分を撮影する使い方はもちろん、高いアングルから見たことの無い写真・動画を撮影できるのも魅力みたいですね。

浜田電機Aさん

 特価のヘッドフォンが今年はたくさん売れました。コストパフォーマンスが良いモデルだったこともあり、学生からお爺さんまで年齢を問わず売れましたね。あと、年末に入ってからは自撮りスティックが人気製品になっています。若い人を中心に売れていて、お父さんが子供にねだられて買っていくこともありましたね。スキーを滑っているところを撮りたいとか、屋外で使いたいという人が多いみたいです。

イケショップ 秋葉原駅前店Aさん

 小型のビデオカメラに波が来ると思って、関連製品を多く取り扱うようにしたのですが、そこそこ当たってくれて安心しました。年末に入ってから、アウトドア向けの小型ビデオカメラの売れ行きはさらによくなりましたよ。今年は小型ビデオカメラで攻めましたが、来年も人気が出る前に新しい製品を取り扱って攻めていければと考えています。

浜田電機Bさん

 今年はハイレゾですね。自分用に据え置きDACのDS-DAC-100mを購入したり、ハイレゾ対応ウォークマンのNW-A16を購入したりと環境を一式揃えました。ハイレゾの音源はe-onkyo musicmoraで手軽に購入できますし、楽曲数も増えて普及してきましたよね。昔の曲のハイレゾ版を聞いたりすると、いろいろ進化を感じられたりして面白いですよ。

AKIBA PC Hotline!編集部