取材中に見つけた○○なもの

VR用PCの決定版?MSIがバックパック型PCの最新モデルを発表

HTV Viveの説明会で先行公開、東京ゲームショウで一般ユーザーにも披露

MSI VR One

 先日HTCが行った「東京ゲームショウ出展に関する事前説明会」内において、MSIがバックパック型PCの最新モデルを発表、先行展示が行われました。

 背負って使えるVR用PCは、コンセプトモデルが複数メーカーから発表されていますが、市販予定のモデルが発表されるのはおそらく今回が初めて。製品名は「MSI VR One」で、11月頃の発売を目指し開発中。

 なお、HTCの説明会の内容に関しては、僚誌Game Watchが詳しく紹介しているので、そちらをご覧ください。

・HTC、TGS 2016にてスクエニ/グリー「乖離性ミリオンアーサーVR」を出展(GAME Watch)
http://game.watch.impress.co.jp/docs/news/1019694.html

 「MSI VR One」は開発中のため、スペックなど調整中の部分も多いそうですが、今回のプロトタイプはCPUにCore i7、GPUにGeForce GTX 1070を搭載。製品版ではGeForce GTX 1070以外のGPUを搭載する可能性もあるそうで、メモリ容量やストレージ容量なども完全には決まっていないとか。出力端子はHDMI、Mini DisplayPort、Thunderbolt 3を搭載、USB 3.0コネクタも4ポート備えています。販売価格に関しては、「税込40万円以下がターゲット」(MSI)。

 本体重量は3.6kg。フルロードでの連続1.5時間の動作が可能。内蔵バッテリーは着脱式で、2基搭載。片方ずつ交換する場合は、PCをシャットダウンせずにバッテリー交換が可能(両方同時に外すとPCは落ちてしまうそう)。交換用バッテリーと専用充電器などを単品販売する計画もあるとのこと。

 1クリックでVR向けに設定を切り替えられるユーティリティ「Dragon Center」も用意されており、AndroidやiOS端末からステータスの確認や設定の変更が可能な機能も備えているそうです。

バッテリーは着脱式

 MSIは今年のCOMPUTEXでもバックパック型PCを発表していましたが、この時の本体重量は5kg、連続稼働時間は1時間だったので、見た目も含め大幅にブラッシュアップされたようです。ちなみに、MSIのバックパック型PCは、初代はノートPCを背負うタイプ、2代目がCOMPUTEX 2016で展示された赤いランドセル風、今回のデザインが3代目になるそうです。

 「MSI VR One」は、東京ゲームショウ2016のHTC Viveのブースで一般ユーザーにも公開されるので、気になる方は見に行ってみてはいかがでしょうか。