取材中に見つけた○○なもの

~鶏白湯+浅利出汁の特製ラーメンが販売中、2月1日までの限定メニュー~

「至福の浅利そば」(味玉トッピング) 980円(単品は880円)

 福の神食堂の冬季限定メニュー「至福の浅利そば」の販売が開始されました。

 今回のメニューは、濃厚な鶏白湯スープに浅利出汁を合わせた鶏白湯アレンジ系のラーメン。ある意味ダブルスープ的なものに仕上がっており、普通の鶏白湯には無い味が楽しめるラーメンです。

鶏白湯+浅利出汁の特製スープ
麺は平打ちの太麺

 浅利出汁はベースの鶏白湯と調和する分量で使われており、うまく混ざり合って深みのある味になっています。浅利の風味はほんのり香る感じで、臭みがありません。このあたりのバランスも良いです。

 食べ始めはまろやかな鶏白湯といった感じですが、食べ進めると浅利の味が引き立ち始め、食べ終わりの頃は浅利の旨味を感じる味に変化。最後の方はクラムチャウダーを彷彿させるような味になります。

 ちなみに、同店は前回も鶏白湯のメニューを販売していましたが、前回よりもスープが飲みやすく、洗練されたものなっています。スープの濃さは前回と同じとのことなので、浅利の効果は結構凄いのかも。

ガーリックソテーされた浅利
鶏チャーシューは2枚
良いアクセントになっているアーリーレッド
風味のある豆苗
スープによく合う海苔

 具材はガーリックソテーされた浅利、鶏チャーシュー、アーリーレッド(赤玉ねぎ)、豆苗、海苔が入っており、味玉は追加トッピング。

 筆者的には、具材を食べる前に具材付近のスープを少しすくって飲んでみることをおすすめします。それぞれの具材の旨味が溶け出して、変化のある味が楽しめます。今回の具材、スープに負けないようにくせのある物がチョイスされており、特にアーリーレッドの辛味と風味が溶け出した味と、豆苗の風味がのったスープは味わって欲しいところ。良いアクセントになっています。

替玉(100円)
こちらはストレートの細麺

 限定麺は大盛りが無いのですが、替玉が可能。替玉は細いストレートの麺。

 替え玉を頼む頃になると、スープの温度が少し下がって浅利の味がわかりやすいものに変化しているので、別のラーメンを食べている感じと言ってもよいかもしれません。

 「至福の浅利そば」の販売期間は年内は12月28日(土)まで。来年は1月8日(水)~2月1日(土)まで販売するそうです。販売数は、平日は昼(開店~)20杯・夜(18時~)20杯を販売、土曜日は開店時から40杯(※同店の定休日は日曜日)。

 福の神食堂の特別メニューとしては過去最長の販売期間となる一杯。ちなみに、スープは完成形を目指し日々微調整しているそうなので、リピーターは味の進化が楽しめるかも。白湯スープが好きな方は是非お店へ!

(久保 勇)