取材中に見つけた○○なもの

Thermaltakeは「真の冷却王を目指す」、本格水冷もさらに強化へ

冷える、サーマルテイク

 ThermalTakeが新製品をアピールするイベント「Thermaltake&Tt eSPORTS徹底解説イベント」が先週末に開催。PCケースやCPUクーラー、キーボード/マウスなどのゲーミング製品、そして水冷パーツなど、主にCOMPUTEX TAIPEIでの展示品が展示/解説されました。

 ……というのは普通の話ですが、ちょっと面白かったのが「真の冷却王を目指す」発言。冷却性能はもちろんのこと、冷えるPCケース、冷えるクーラー……と様々なジャンルに展開、9~10月には水冷パーツもパーツ単位で販売していくとか。

 単に「パーツ単位で販売する」だけなら、オリオスペックなど一部のショップが扱っていますが、製品は同社ならではのこだわりが詰まったものになるとのこと。例えば「水冷ラジエーターのフィンは、銅よりアルミの方が性能が高いが、アルミは電食の問題があり、通常の水冷キットでは利用しない。今回、素材を工夫することで、電食の問題を解決した上でアルミフィンのラジエーターを用意することができた」そう。

 さらに、水冷に関する日本語のフォーラムも開設、ユーザー同士のやりとりも可能にしていくそう。水冷についていえば、簡易でない水冷キットを国内向けに今も販売しているメーカーは実質上、同社ぐらいだったりするので、そもそもがんばっている方ですが、これからさらに気合いが入る、ことになるようです。

 ちなみに、展示/解説された製品の詳細は以下の通り。予価3,980円で発売するマクロ機能付きゲーミングキーボードをはじめ、ゲーミングキーボードは「全て日本語化して発売する!」そうで、こちらも気合い入ってます。

【展示されていた水冷パーツ】
展示されていた水冷パーツ一式
CPU用の水冷ヘッド
CPU用の水冷ヘッドその2
アルミフィンのラジエーター
水冷チューブも単品で発売予定。元々は医療用で、万一折れ曲がっても、最小限の流量は確保されるとか。
非常に珍しいSocket AM1対応のCPUクーラーも発売予定。「日本向け」としてわざわざ用意してもらったもので、海外版のMeOrb2にはSocket AM1用リテンションが付属しないそう
こちらは14cmファン搭載の冷却重視モデル、Frio Extreme Silent 14 Dual
水冷チューブの断面。厚い。
【展示されていたそのほかのパーツ】
メカニカルスイッチの「Poseidon ZX」。バックライトも備える
ゲーミングマウス各種
予価3,980円、しかもマクロキー付き、という格安ゲーミングキーボード「Challenger Prime Keyboard」。展示されていたのは英語版だが、日本語配列での発売予定
このノブを回すとバックライトのカラーが変わる
Cherry製キースイッチ向けの交換用メタルキートップ。詳細はこちら
ヘッドセットもアピール
NFCにも対応する
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(鈴木 光太郎)