【 2007年5月12日号 】
ゲームボーイにPCを内蔵してデモ中、非売品
ゲームボーイPC ゲームボーイPC
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 T-ZONE. PC DIY SHOPのスタッフが製作するゲーム機改造PCの新作が登場、ゲームボーイの筐体にPico-ITXマザーボードなどを組み込んだ「ゲームボーイPC」が同店の店頭でデモ中だ。ただし、従来どおり販売予定はないとのこと。

 これまでスーパーファミコンやツインファミコンの筐体を使ったPCを製作している同店。今回PCケースとして用いたのは、現在の携帯型ゲーム機の元祖とも言える任天堂「ゲームボーイ(DMG-01)」。ゲームボーイはスーパーファミコンなどに比べてかなり小さな筐体だが、VIAのPico-ITXマザーボードやACアダプタ用電源変換基板「picoPSU」といった超小型のパーツを用いることでPC化を実現している。

 筐体の側面にはVGA、LAN、USB(2ポート)などのインターフェイスを装備。本体上部のゲームカートリッジスロットには4GBのCFが装着されており、これにWindows XPをインストールしている。「picoPSU」は高さを抑えるために分解しているとのことだ。工具は「スーパーファミコン改」の時と同様、ニッパー、ドリル、半田ごて、ホットボンドなどを使っているという。

 ただ、さすがに液晶画面やボタン類を機能させるのは難しかったようで、液晶部分はパネルを取り外して廃熱口として、A/BボタンはLEDに取り替えて電源/HDD LEDとして利用。電源スイッチも元のスライド式からプッシュ式のスイッチに交換している。十字キーとSTART/SELECTボタンはそのままだが機能しない。

 次回作については、「Wiiで、という意見を貰ったが、まだゲームで楽しんでいるので難しい」とのこと。しかし、POPには「次回改造は6月?」「次はなににしようかなぁ!?」といった前向きなコメントもあり、そう遠くない時期にまた新作が見られそうだ。


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 (VIA EPIAシリーズ)

[撮影協力:T-ZONE. PC DIY SHOP]

※特記無き価格データは税込み価格(税率=5%)です。

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