発売されたのはCore i5-670（クロック3.46GHz、3次キャッシュ4MB）やCore i3-530（クロック2.93GHz、3次キャッシュ4MB）、Pentium G6950（クロック2.8GHz、3次キャッシュ3MB）など計7モデル。このほか、TDP 82Wの「低消費電力版」Core i5/i7 2モデルも発売されている。

　実売価格は、最安のPentium G6950が9,500円前後、ミドルレンジのCore i3-530が12,000円前後、最上位のCore i5 670が29,000円前後など（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと）。

●メインストリーム初のGPU内蔵CPU
　ダイはCPU+GPUの2個、CPUは初の32nm製造

　ただし、GPUの出力インターフェイスはCPUにはなく、対応チップセットが備える「Flexible Display Interface（FDI）」を介して出力される仕組み。こうした構造のため、GPU内蔵CPU＋出力対応マザーボードという組み合わせでなければ画面出力機能は利用できない。FDIを搭載したチップセットとしてはIntel H57/H55/Q57 Expressの3モデルがラインナップされており、これらを搭載したLGA1156マザーボードも同時に発売されている。

　また、従来のCore i5などはクアッドコアが用いられていたが、CalrkdaleのCPUコアはデュアルコアを採用。コア数は減少したものの、Core i5/i3にはHyper-Threading Technology（以下HT）が搭載されており、4スレッドでの実行に対応している。Pentium G6950にはHTは搭載されず、2スレッドでの実行となる。

●i5/i3が6モデル、Pentiumが1モデル

　今回発売されるCore iシリーズのラインナップは、Core i5-670/661/660/650、Core i3-540/530の計6モデル。主要スペックは3次キャッシュ容量4MB、DDR3 1333対応、TDP 73W、GPUクロック733MHzだが、Core i5-661（クロック3.33GHz）のみGPUクロックが900MHzと他モデルより高く、その反面、TDPも87Wと高い。

　このほか、Core i5はCPUの発熱量に応じて動作クロックを通常より高めるTurbo Boost Technology（以下TB）もサポートしており、例えばCore i5-670（通常3.46GHz）は最大3.73GHzまでの動作に対応するとされている。

　Pentium G6950の主なスペックは3次キャッシュ容量3MB、TDP 73W、GPUクロック533MHzで、TBは非搭載。

●「低消費電力版」のi5/i7も発売に

□インテル
http://www.intel.co.jp/

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【2009年9月12日】LGA1156プラットフォーム登場、Core i5/i7とマザー30種類近くが発売に
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[撮影協力:クレバリー1号店とパソコンハウス東映とTWOTOP秋葉原本店とZOA 秋葉原本店とツクモパソコン本店]