【 2010年2月6日号 】
InWinとThecusがイベント実施
長いVGAもOKなゲーマーmicroATXケースを展示

 ThecusとInWinによる製品アピールイベントが、6日(土)に実施された。会場はカフェ ソラーレ リナックスカフェ秋葉原店(ブロックD2-[e2])。

 会場では、Thecusの最新NASが多数展示、さらにInWin製PCケースの新モデルも公開されたほか、両社による製品解説や“神様”ことIntel天野氏のトークセッションが行われた。



  
microATXのゲーミングケースが展示
ビデオカードが区切り板?
   
 

●microATXのゲーミングケースが展示
 ビデオカードが区切り板?


側面はメッシュ仕様。写真のファンは別売。
 イベントで最も注目できたのは、InWinが展示していたゲーマー向けのmicroATXケース。

 これは「microATXのゲーマーマザーが登場しているのに、それにふさわしいmicroATXケースがほとんどない」(代理店のユーエーシー)という状況を鑑みて企画したという製品。microATXケースながらもケースサイズはATX並み、その代わりゲーマー向けのこだわりが詰まった製品になっているという。

 具体的なポイントは、ATX電源ベイとHDDベイがケース下部にあることや、「長尺ビデオカードを装着しても、通風に支障が出ない」(同)という構造。

 会場では、Radeon HD 5970ビデオカード付きで展示されていたが、「ビデオカードがついている」というよりは「通風エリアを上下に分割する板がついている」といった印象。実際の通風はビデオカード上下でそれぞれ前→後に流れるようになっているという。搭載ファンは軸がセラミックの「セラミックファン」で、長寿命かつ静音がウリという。

 このほか、拡張スロットの本数が4本でなく5本と1本多いことや、前面にUSB 3.0コネクタが搭載される点もウリ。

 予価は約1万円で、5月の初旬、GW明けごろの発売になるという。ちなみに製品名は「10種類ぐらいから選考中」(同)とか。

 なお、展示されていたケースは開発中のもの。実際の製品は奥行きがもう少し長くなり、日本向けデザインの前面パネルも用意されるという。


●陶器を使ったHDDケースも展示
 インテリアもOK?

 このほかでは、やはりInWinが展示したと陶器のHDDケースもユニークだ。

 これは、樹脂製の本体に陶器の蓋がつく、という製品で、陶器の花柄デザインをみると、そのままインテリアにもなりそうなほど。

 ただし、この柄の製品は国内発売予定なし。花柄部分が無地の姉妹モデルは国内発売済みだが、「扱い店舗はそれほど多くない」(代理店)とのこと。秋葉原での販売も、今のところ弊誌では未確認だ。


●そのほか発売前の製品も

 このほか未発売製品として展示されていたのは、スワロフスキーを電源スイッチに使ったデザイン志向のMini-ITXケース「Diva」(近日発売予定/予価11,800円前後)、22cmファンを搭載した大型ATXケース「Griffin」(4月末発売予定など)。

 Thecus製品については、PlayStation 3と組み合わせたDLNA配信デモなどが行われていた。



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□Thecus
http://www.thecus.com/index.php?set_language=english
□InWin
http://www.in-win.com.tw/

InWin

※特記無き価格データは税込み価格(税率=5%)です。