【 2010年2月13日号 】
自作祭り2010開催、「祭典」のグランプリはベランダ水冷PCに
「超電磁砲」な痛PCや「仕事に活かす自作PC」も
 PCライターや雑誌編集者らも参加する一般向けイベント「Windows7 de 極める自作祭り 2010」が13日(土)に開催された。会場はカフェ ソラーレ リナックスカフェ秋葉原店(ブロックD2-[e2])。

 このイベントはフォーラムサイト「Windows 7 Mania」の事務局が開催するもので、Windows 7と自作PCに関するプログラムが中心。

 DOS/V POWER REPORTによる自作PCコンテスト「Windows 7杯 自作PCの祭典 2009」のグランプリを会場などの投票で最終決定、発表したほか、インプレス DOS/V POWER REPORTや週刊アスキー、日経BP、マイコミジャーナル/PCfanのPC誌編集者やライター各氏が実施するセッションも行われた。



  
 
各誌がセッション:
痛PCや「自作PCを仕事に生かす」など
SSD in アイスホッケーの動画も紹介
 
 

 また、会場ではインプレス DOS/V POWER REPORT編集者や週刊アスキー、日経WinPC、マイコミジャーナル/PCfanの編集者やライター、さらには「神様」ことIntel 天野氏が実施するセッションも実施。様々なネタで盛り上げている。


●「自作パソコンを仕事に生かす」、8面マルチディスプレイをアピール


戸田覚氏
 まず、一風変わったテーマで注目できたのは日経WinPCが実施したセッション。テーマは「自作パソコンを仕事に生かす」だ。

 解説を行ったのはビジネス書などを執筆するテクニカルライター、戸田覚氏。まず冒頭、前8台、背中数台にも及ぶ仕事場のマルチディスプレイ環境(PC複数台によるもの)を披露。

 これは、「“ウィンドウが開くのが速い”よりも“開きっぱなし”の方が作業効率がいい」(同氏)ということで実現したものとか。もっともたくさんのディスプレイの発熱で、真冬でも室温40℃、「モニタがパネルヒーターのようになる」んだとか。

 結局同氏、「画質云々よりも涼しい方がいい(断言」と、ナナオのモニターを裏に回して、LEDバックライトの液晶をメインに交代、今は快適な室温になったという。

 ちなみに配列法にも工夫があり、最近購入した大型液晶ディスプレイは(重いので)下段に、以前購入した4:3の軽量液晶ディスプレイは上段配置になっているという。

 このほか、複数ドライブを使い分けた「25年間データを失わなかった整理法」や、USB 3.0への期待、リモートデスクトップの便利さなども次々にアピールしている。


●アスキーが「小型リビング痛PC」を披露

 また、週刊アスキーは「動画を楽しむ小型リビング痛PC」を披露。

 サイズの小ささはもちろん、人気アニメ「とある科学の超電磁砲」のキャラクターが貼りこまれているのが特徴で、解説した同誌小林氏曰く「PCを作るのに1〜2時間、シートを切り抜くのに半日かかった(笑」そう。

 このPCは会場にも展示され、かなりの注目製品になっていた。


●DOS/V POWER REPORTは「バレンタイン中止のお知らせ」
 SSD in アイスホッケー?


高橋敏也氏(左)

西川善司氏

天野伸彦氏
 DOS/V POWER REPORT編集部と「改造バカ」高橋敏也氏のセッションでは、相変わらずの「改造バカ」節一色。

 冒頭いきなり、「バレンタインデー中止のお知らせ」とぶち上げてオリジナルTシャツを披露、笑いを取りつつ、4GHzにオーバークロックできるPCなどを紹介、笑いが続くセッションになっていた。ちなみにPCは、アスキーに対抗してか(?)、窓辺ななみのイラスト入りだ。

 また、マイコミジャーナル/PCfanのセッションではグラフィック事情に詳しいライターの西川善司氏が登壇、Direct X 11やMSIのマザーボード「Big Bang Fuzion」の紹介などを行っている。

 なお、インテル天野伸彦氏も最終セッションでゲストに登場。短時間ながら「エクスペリエンスインデックス7.9を目指すヒント」や、Intel製SSDの頑丈さをアピールする最新ビデオ(アイスホッケー編)を紹介した。




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□イベント告知
http://www.windows7-mania.jp/kiwameru_2010.html


※特記無き価格データは税込み価格(税率=5%)です。