【 2010年12月11日号 】
3万円台の中堅GPU、GeForce GTX 570が発売

※(12/8 23:29更新)発売を確認。
※(12/8 0:05更新)解説イベントを追記。

 実売価格3万円台のGeForce GTX 500ファミリ「GeForce GTX 570」が各社から一斉に登場した。大半のモデルはリファレンス仕様だが、EVGAからオーバークロックモデルも発売されている。各モデルの実売価格は33,000〜41,000円前後(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。


●GeForce GTX 580の下位モデル

 GeForce GTX 570(以下GTX 570)は11月にデビューしたGeForce GTX 580(以下GTX 580)と同世代のGPUで、GTX 580の下位モデルにあたる。

 スペックに関しては、前世代のGeForce GTX 480(以下GTX 480)に近く、CUDA Core数は480と同等。GPUクロックは732MHz(EVGAのオーバークロックモデルは797MHz)、メモリクロックは3,800MHz(同3,900MHz)とGTX 480より高いが、TDPが219Wに抑えられている(GTX 580のTDPは244W、GTX 480のTDPは250W)。メモリバス幅は320bitで、今回発売された製品の搭載メモリはGDDR5 1,280MB。

 なお、今回登場した製品はいずれもリファレンスデザインを採用したもの。メモリ容量は1,280MBで、カードの厚さとブラケットは2スロットタイプ。映像端子としてMini HDMIとDVI(2基)を備える点はGTX 580と同じだ。なお、TDPが低下したためか、要求される電源スペックは緩和されており、カードには6ピンの外部電源端子2基が搭載されている(GTX 580カードは6ピンと8ピンが各1基)。



発売記念イベント

スティーブン・ザン氏

3D VISIONデモ

GPUクロック 880MHz設定
●8日(水)に発売記念イベントを実施、非公式OCデモも

 GeForce GTX 570の発売に合わせて、8日(水)にはドスパラ秋葉原本店で発売記念イベントが開催、NVIDIA スティーブン・ザン氏によるプレゼンテーションや3D VISIONを使った動作デモなどが行われた。

 また、イベント終了後には、「NVIDIA非公式」というオーバークロック実験が実施され、Palit製モデルのGPUクロックを880MHzまで上げてNVIDIA Endless City Demoを走らせるというデモが行われた。
□GeForce(NVIDIA)
http://www.nvidia.co.jp/object/geforce_family_jp.html
□GeForce GTX 570(NVIDIA)
http://www.nvidia.com/object/product-geforce-gtx-570-us.html
□イベント告知(ドスパラ)
http://shop.dospara.co.jp/pc/hon/entry/52314

□関連記事
【2010年12月8日】 GTX 580コアを使ったセミハイエンド「GeForce GTX 570」(PC Watch)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/tawada/20101208_412555.html
【2010年11月20日】OC版のGeForce GTX 580が発売に
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20101120/etc_inno.html
【2010年11月13日】GeForce GTX 580が発売
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20101113/etc_nvidia.html
【2010年4月10日】GeForce GTX 480/470が発売、NVIDIA初のDX11対応品
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20100410/etc_nvidia.html

GeForce GTX 570

[撮影協力:TWOTOP秋葉原本店クレバリー1号店ドスパラ秋葉原本店]

※特記無き価格データは税込み価格(税率=5%)です。