【 2011年2月5日号 】
メモリ価格が底打ち、値上がりの可能性も?


PC3-10600 4GB×2枚セットの価格推移

 これまで長らく値下がり傾向が続いていたDDR3メモリがついに底打ち、値上がり傾向を見せつつある。

 現在主流のPC3-10600 4GB×2枚組みセット(最安値)は先週比100円高の5,980円。6千円割れのショップも減っている。

 なお、こうした値動きは、先週見られたメモリチップの急騰に呼応したものと思われる。

 先週の急騰は、突如として1〜3割ほど価格が上がる、という大きなものだが、具体的な原因は今のところ不明。「旧正月の直前」というタイミングを指摘する声もあるが、ここまで大きく上がることは通常なく、なにか他の原因がある可能性が高い。

 「仕入れ価格」という観点では値上がりの可能性が高くなったメモリ価格だが、今週発生したIntel 6シリーズチップセットの不具合問題で「メモリの販売数もかなり減っている」(ショップ)とされる。

 ひとまず底打ちしたメモリ価格だが、今後は、仕入れ価格の動向とメモリ販売数の動向次第で様々な展開が考えられそうだ。

 メモリ価格の詳細は「メモリ最安値情報」を参照のこと。


□メモリ相場記事バックナンバー
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DDR3 DIMM

[撮影協力:ツクモパソコン本店II]

※特記無き価格データは税込み価格(税率=5%)です。