【 2011年2月26日号 】
「自作の祭典2011」実施、自作コンテストの結果などを発表

 自作PCユーザー向けのイベント「自作の祭典2011」が26日(土)に実施された。イベントでは日本マイクロソフトやインテルがセッションを実施、さらに自作PCの出来を競うコンテスト「自作PCの祭典 2010」(DOS/V POWER REPORT主催)の結果発表やPC早組み大会などが行なわれた。

 会場はカフェ ソラーレ リナックスカフェ秋葉原店(ブロックD2-[e2])で、開催時間は11時〜17時。会場はカフェ ソラーレ リナックスカフェ秋葉原店(ブロックD2-[e2])で、主催はWindows 7 Mania事務局。


●自作PCの祭典 2010の結果発表
 ファンヒーターPCがグランプリ


グランプリのPC

グランプリのPC

部門賞

部門賞

ななみ賞も発表

窓辺ななみ(cv.水樹奈々さん)による解説つき

アイデアを競う「PCアイデア部門賞」も発表

アイデアを競う「PCアイデア部門賞」も発表
 まず、会場で最終投票が行われた「自作PCの祭典 2010」のグランプリから紹介しよう。

 グランプリの選定は、「部門賞を事前に決定し、会場投票で最終的に決定する」という方式。部門賞では、Xeon X5680を2個搭載、5系統の水冷システムを搭載するというモンスターPCやRAMディスクを応用した「快速WebブラウズPC」など10台が選定済み、これらが覇を競うかたちになった。

 そして最終的にグランプリとなったのは石油ファンヒーターを改造した「みかん 氏」のPC。石油ファンヒーターの排気部分から排気が出る、という「バカPC」ならではのこだわりにが多くの支持を集めたようだ。


●「パーツ選定から」のセンスを競う「自作の鉄人」決定戦も実施


さん氏の選定パーツ

サンボ氏の選定パーツ

さん氏が組み立て中

サンボ氏が組み立て中
(右はインテル天野氏)

さん氏のPC

サンボ氏のPC
 また、会場では自作パソコンの組み立て速度を競う「速組みバトル」も実施。さらに、バトルを勝ち抜いた勝者二人による「自作の鉄人」決定戦も行われた。

 この決勝戦は、予算10万円+制限時間1時間という制約の中で、パーツ選定から組み立て、OSインストール、OCを行い、その組みあがり具合やベンチマーク結果を競う、という趣向のもの。グリスがないなどトラブルも多かったが、「パーツ選定も込み」という組み立てコンテストはあまりなく、なかなか面白い趣向といえそう。

 ちなみに、優勝したさん氏はLGA1155ベース、惜しくも準優勝となったサンボ氏はLGA1366ベースのPCを作成していた。


●マイクロソフトはIE 9を大きくアピール

 このほかでは、日本マイクロソフトがWindows 7 SP1とInternet Explorer 9について、インテルがSSDについてのセッションを実施した。

 日本マイクロソフトは特にIE 9に関して大きくアピール。IE8から最大18倍になり、他社ブラウザよりも速くなったというJavaScriptの高速性や、バッテリー駆動時は画面更新頻度を落とすなどして省電力化できる省電力性、さらにGeolocation APIへの対応などを説明していた。

 インテルのセッションについては別記事を参照のこと。
□自作の祭典2011(Windows 7 Mania事務局)
http://www.windows7-mania.jp/event/index.html

□Internet Explorer 9 製品候補版(マイクロソフト)
http://windows.microsoft.com/ja-JP/internet-explorer/products/ie-9/home


□Windows 7 & IE9杯 自作PCの祭典 2010(DOS/V POWER REPORT)
http://www.dosv.jp/contest/7cup2010/
□Windows 7杯 自作PCの祭典 2010結果発表
http://www.dosv.jp/contest/7cup2010/result/index.htm

Microsoft Windows 7

※特記無き価格データは税込み価格(税率=5%)です。