【 2011年5月11日 】
Z68チップセットのマザーが登場、Sandy Bridge向けの「全部入り」
SSDによるHDDキャッシュにも対応

※(5/14更新)ASUS製品の発売を確認。
(5/13 24:20)MSI製品の発売を確認。
※(5/12 23:50更新)ASUS製品などの発売見込み、
およびBIOSに関する状況を追記
※(5/12更新)BIOSに関する注意などを追記。

 P67/H67チップセットの両方の特徴を持つ「Intel Z68 Express」(以下Z68)チップセットを搭載したLGA1155マザーが初登場、各社から製品が発売された。

 SSDをHDDのキャッシュのように使う「Intel Smart Response Technology」も新たにサポートされている。

 現時点で販売を確認したのは、GIGABYTE5製品、ASRock3製品、MSI2製品、ASUS、Intel各1製品の計12製品で、実売価格は13,800〜34,000円前後(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。


●P67とH67の機能を両立
 OC機能も利用可能

 Z68はIntel 6シリーズチップセットの新モデルで、P67とH67の両チップセットの機能を併せ持つのが特徴。

 P67の持つCrossFire/SLIサポート、CPUのオーバークロック機能(型番末尾が「K」の倍率可変モデルとの併用時)と、H67のCPU内蔵グラフィックス機能のサポートといった、P67/H67チップセット固有の機能をZ68では使うことができる。

 さらに、Lucidによる「Virtu」ソフトにも対応。このソフトを利用することで、CPU内蔵グラフィックス機能とビデオカードとの共存を図ることができ、例えば3Dゲームをプレイする場合はGeForce GTX 580カードを使用、ビデオエンコードを行なう場合はCPU内蔵グラフィックス機能を有効にし、ハードウェアエンコードエンジンを利用する、といったことが可能になるという。


●SSDによるHDDキャッシュにも対応


SSDキャッシュを有効にした状態
 また、SSDとHDDを組み合わせてドライブを構築できるIntel Smart Response Technology(以下、SRT)が新たに搭載されたのも大きな特徴だ。

 この機能は、SSDをHDDのキャッシュのように用いることで、大容量かつ高速のドライブが実現できるというもの。似たような機能を持つRAIDカードなどの製品はこれまでに発売されているが、Z68ではそうした製品を購入せずに機能が使用できるのがメリットと言える。


[ 以下、5/11〜5/14更新 ]

●発売は5社12製品、「画面出力無し」モデルも複数あり

 発売を確認したのは、14日(土)時点でGIGABYTE5製品、ASRock3製品、MSI2製品、ASUS、Intel各1製品の5社12製品。

 発売モデルの内訳はATX9モデル、microATX3モデルだが、中にはCPU内蔵GPUによる画面出力が行えない製品も複数あるため、購入時には注意が必要。

 各製品の仕様については以下を参照のこと。


●SSDキャッシュ機能「SRT」は、BIOS更新が必要なケースも


起動しなくなった場合の回避方法(1)(Intel)

起動しなくなった場合の回避方法(2)(Intel)
 なお、チップセットのウリであるSSDによるHDDキャッシュ機能「Intel Smart Response Technology」だが、店頭デモを準備している複数のショップで「設定を有効にしたら再起動できず、再起動するためには、いったん無効にした後、OSで再設定する必要があった」とのこと。

 この不具合については、(マザーボードの代理店ではなく)Intelの代理店から「“出荷時のBIOSが対応していない場合がある”という告知があった」(ショップ)そうで、ASRockのようにベータ版の対応BIOSを公開しているメーカーや、Intel/MSIのように対応方法を説明するペーパーをショップで掲示する例もある状態。

 GIGABYTEとASUSは「出荷時の状態でSmart Response Technologyが問題なく動作する」とそれぞれの代理店が告知しているため、全メーカーで同様の問題が起こるわけではないようだが、当面は気にしておいたほうが良さそうだ。



- 発売製品の概要 -


●GIGABYTEはATX3モデルとmicroATX2モデル
 発売されたATX3製品は画面出力コネクタ無し

 まず、最も多くのモデルを発売したのがGIGABYTEで、ATX3モデル(GA-Z68X-UD7-B3/UD5-B3/GA-Z68X-UD4-B3)、microATX2モデル(GA-Z68MX-UD2H-B3/GA-Z68MA-D2H-B3)が登場している。価格帯は13,800〜33,980円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)

 特徴的なのがATXの3モデルで、これらはいずれも画面出力コネクタ非搭載。反面、OC機能や多くの搭載デバイス、電源回路などに凝った構成になっているのが特徴だ。最上位のUD7にはNVIDIAのPCI Expressブリッジチップ、NF200も搭載している。

 なお、microATXモデルは2種類とも画面出力コネクタ(HDMI/DVI/VGA)を搭載、GA-Z68MX-UD2H-B3ではさらにDisplay Portコネクタも用意されている。x16サイズのPCI Expressスロットが3本あるのも特徴(2本はx8とx4で動作)。ただし、各モデルともPCIスロットは非搭載。


GA-Z68-UD7-B3

GA-Z68-UD5-B3

GA-Z68-UD4-B3

GA-Z68MX-UD2H-B3

GA-Z68MA-D2H-B3

●ASRockはATX2モデルとmicroATX1モデル

 次いで多くの製品を発売しているのがASRock。

 モデル構成は、ATXのZ68 Extreme4、Z68 Pro3とmicroATXのZ68 Pro3Mで、Extreme 4は3本のPCI Express x16スロットを搭載している。また、Z68 Pro3Mは、現在唯一のPCIスロット付きのmicroATXモデルとなる。

 出力コネクタはExtreme4とPro3MがHDMI、DVI、VGA、DisplayPortで、Pro3がHDMI、DVI、VGA。

 価格帯は13,800〜20,980円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。


Z68 Extreme 4

Z68 Pro3

Z68 Pro3 M

●MSIは2モデル発売

 MSIはATXとmicroATXを各1製品発売。

 モデル構成は、ATXフォームファクタのMSI Z68A-GD80と、microATXフォームファクタのMSI Z68MA-ED55。両者ともミリタリークラス設計をウリとしている。

 価格帯は17,800〜28,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。


MSI Z68A-GD80

MSI Z68MA-ED55

●ASUSはATX1モデルを発売


ASUS P8Z68-V PRO
 ASUSはATXモデル「P8Z68-V PRO」を発売。

 同社のラインナップでは中堅にあたる製品で、Bluetooth 2.1を標準搭載しているといった特徴がある。出力コネクタはDVI、HDMI、VGA。

 実売価格は24,000円前後(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。


●IntelもATX1モデル


DZ68DB
 Intelが発売したのもATXモデル1製品。型番は「DZ68DB」。

 出力コネクタはDVI、HDMI、DisplayPortを搭載している。

 実売価格は13,500円前後(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。


□Intel
http://www.intel.com/


□Virtu(LucidLogix)
http://www.lucidlogix.com/product-virtu.html
 
□製品情報(GIGABYTE)
http://www.gigabyte.co.jp/press-center/news-page.aspx?nid=-18
□製品情報(ASRock)
http://www.asrock.com/mb/overview.jp.asp?Model=Z68%20Extreme4
http://www.asrock.com/mb/overview.jp.asp?Model=Z68%20Pro3
http://www.asrock.com/mb/overview.jp.asp?Model=Z68%20Pro3-M
□製品情報(MSI)
http://www.msi-computer.co.jp/MB/Z68A-GD80/
http://www.msi-computer.co.jp/MB/Z68MA-ED55/

□関連記事
【2011年3月1日】Intelの次期チップセット「Intel Z68/H61」搭載マザーを展示(CeBIT 2011レポート/PC Watch)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/event/20110301_430211.html
【2011年1月8日】「Sandy Bridge」こと新型Core i7/5が発売
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20110108/etc_intel3.html
【2011年1月8日】マザーボードは46種類発売、ゲーマー向けからMini-ITXまで
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20110108/etc_intelm0.html

[撮影協力:TWOTOP秋葉原本店ドスパラパーツ館ソフマップ 秋葉原 本館ZOA 秋葉原本店TSUKUMO eX.]

※特記無き価格データは税込み価格(税率=5%)です。

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