【 2011年8月11日 】 | |
「自作PCの祭典」エントリーレポート 11Wで動くPCもエントリー |
「省電力」をテーマにした自作PCのコンテスト、「Windows 7杯 自作PCの祭典2011 真夏の省電力スペシャル」(主催:DOS/V POWER REPORT/協力:弊誌)。受付開始から今週までのエントリー状況をお伝えしよう。
最大消費電力11Wの「コンパクト&無音&省電力(Rev 1.4)」(Namany氏作)応募期間(8月15日(月)まで)も残り少なくなった今回だが、受付済みのエントリー総数は415件。
内訳は、定格省電力部門222件、高性能&省電力部門90件、インパクト部門15件、究極省電力部門30件、Windows Home Server 2011部門22件、誰でも省電力設定部門36件となっている。
●最大11Wで動くPC現る
最大80W以下が主戦場?
今回は、エントリーしたPCの最大消費電力を右表にまとめた。【最大消費電力】 0〜19W 1件 20〜39W 15件 40〜59W 40件 60〜79W 43件 80〜99W 36件 100〜139W 56件 140〜179W 50件 180〜219W 37件 220〜299W 48件 300〜399W 39件 400W以上 16件 現在最も最大消費電力が低いPCは、なんと最大11Wの「コンパクト&無音&省電力(Rev 1.4)」(Namany氏)。構成はAtom Z530にSSD。アイドル時なら6Wという低消費電力ぶりだ。
その次に最大消費電力が少ないのが「Web/VoiceChat_Server」(OneLine氏)の22W。CPUはAtom D510で、Shuttleの自作キットにSSDを組み合わせている。
「省電力」がテーマの今コンテストだが、最大消費電力の分布は80W未満が99件、80〜140W未満が92件、140W〜220W未満が87件、220W以上が103件。純粋に「電力消費の低さ」をポイントとするなら、80W以下が主戦場と言えそうだ。
ちなみにその最先端、最大消費電力40W以下のPCでは、Atom D510やAMD E-350、Core i3-2100Tの搭載例が多い様子。
また、「1WあたりPCMarkスコア」の現在の分布は右の通り。【1WあたりPCMarkスコア】 0〜9点 93件 10〜19点 140件 20〜29点 57件 30〜39点 37件 40〜49点 18件 50〜59点 19件 60〜69点 6件 70〜79点 5件 80〜89点 4件 最高得点は現在83点にまで上昇。80点台だけで合計4台エントリーされている。現在最高得点を記録しているのは「ワイアレス・単独運用可能な小型サーバー」(ノリタカ氏)。
自作PCの祭典2011のエントリー受付は8月15日(月)まで。「究極省電力」や「高性能&省電力」など6つの部門賞やグランプリのほか、メーカー協賛賞も多数用意している。
エントリーの詳細については、コンテストの公式ページ参照のこと。
□Windows 7杯 自作PCの祭典 2011
http://www.dosv.jp/contest/7eco/
□エントリー一覧
http://www.dosv.jp/contest/7eco/entry/list.htm
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