【 2011年9月29日 】
SSD+HDDをPCIe接続、高速ハイブリッドドライブが発売に
1TB+128GB、最大リードは910MB/s、価格は4万円台

 あらかじめHDDとSSDを搭載、差すだけでハイブリッドストレージを構築できるPCI Express x4接続の複合ドライブ「RevoDrive Hybrid」がOCZから発売された。

 ストレージ容量は1.1TBで、1TBのHDDと128GBのSSDを搭載している。実売価格は46,800円前後(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。


●HDD+SSDの複合ドライブ


搭載メモリ。基板裏面に12個、表面に4個ついている

搭載HDD

HDDを下にして置くと、わずかにスペースがある
 RevoDrive Hybridは、1TBのHDDに、キャッシュとして128GBのSSDを組み合わせたハイブリッドタイプのストレージ。PCI Express x4接続のカード上にあらかじめHDDとSSDが搭載されており、ドライブベイを使わずに増設できる。ストレージ全体の容量は1.1TB。

 また、高いデータ転送速度がうたわれている点も特長で、最大速度はリード910MB/s、ライト810MB/s、ランダムアクセス性能が4KBライトで120,000IOPSなどとされている。

 搭載SSDのNANDフラッシュは25nmプロセス製造のMLCタイプ、HDDの回転数は5,400rpm。搭載コントローラはSandforceのSF-2281(2個)。キャッシュ管理ソフトはDataplex製が採用されている。

 なお、代理店のアスクによれば、RevoDrive HybridではOCZのPCI Express SSD「RevoDrive 3 X2」ベースのインターフェイス基板を用いているという。

 本体サイズは幅98.42×高さ22.15×奥行き167.64mm(ブラケットを除く)、重量は289g。対応OSはWindows 7(32bit/64bit)。

 なお、この拡張カードは2階建て基板の上にHDDを搭載する関係上、かなり高さがあるので要注意。HDDは東芝の12.5mm厚品と思われるもので、実測するとブラケットの端部から3mmほどHDDがはみ出すかたちになる。隣接スロットに制限がかかる場合も考えられるため、利用する場合は気にしておいたほうがいいだろう。


□RevoDrive Hybrid(OCZ Technology/アスク)
http://www.ocztechnology.com/ocz-revodrive-hybrid-pci-express-storage-solution.html
http://www.ask-corp.jp/products/ocz/pci-express-ssd/ocz-revodrive-hybrid.html

□関連記事
【2011年8月24日】mSATAスロットを追加できるカード発売、SSDをキャッシュにも
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20110827/etc_kuroto.html
【2011年7月23日】OCZ RevoDrive 3 X2 480GB(RVD3X2-FHPX4-480G)(今週見つけた新製品)http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20110723/ni_i_hd.html#rev3480
【2011年3月19日】HDD+SSDでハイブリッドHDDを作れるSATAカードが発売
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20110319/etc_hpt.html


OCZ RevoDrive Hybrid

[撮影協力:オリオスペック]

※特記無き価格データは税込み価格(税率=5%)です。