【 2011年11月17日 】
Intel純正の水冷キットが発売に
LGA2011のほか、LGA1155/1366などにも対応

※(11/18更新)写真を追加。

 LGA2011対応のIntel純正水冷CPUクーラー「RTS2011LC」が発売された。LGA1366/1155/1156といった従来のCPUにも対応している。実売価格は6,980円前後(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。


 RTS2011LCは、Sandy Bridge-EことLGA2011版Core i7シリーズとともに正式発表されたIntelブランドの水冷CPUクーラー。クーラーの製造元はAsetekだが、パッケージはIntel製CPUと共通のブルーを基調としたデザインが採用されており、ぱっと見てすぐにIntel純正品と分かる。

 システムの構成は、ラジエータユニットと、ポンプを内蔵した冷却ヘッドの2つで、両者はあらかじめチューブで接続されている。ラジエータユニットはPCケース背面に取り付けられるコンパクトサイズだ。付属品は120mmファン、バックパネル、ネジなど。

 また、冷却液もあらかじめ充填されており、パッケージでは「メンテナンス不要」とうたわれている。

 ラジエータユニットのサイズは150×118×37mm。冷却ヘッドの高さは33mm。システムの総重量は820g。ファンの電源コネクタはPWM対応の4ピンタイプで、回転数は800〜2,200rpmの範囲で制御される。ノイズレベルは21〜35dB。対応TDPは最大130W。


 なお、LGA2011向けの水冷CPUクーラーとしては、オリオスペックがaquacomputer製水冷ヘッド「cuplex kryos XT for Socket 1366/1156/775」を独自にカスタマイズ、「LGA2011対応仕様」として販売している。「水冷ヘッド取り付け用金具に手を加えた」というもので、実売価格は8,980円。


□RTS2011LC thermal solution installation manual(Intel)
http://www.intel.com/support/processors/sb/CS-032898.htm


□RTS2011LC(Asetek)
http://www.asetek.com/partner-products/intel/rts2011lc.html

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【2011年11月14日】LGA2011の「Sandy Bridge-E」デビュー、LGA1366後継
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20111119/etc_intel.html


Intel RTS2011LC

[撮影協力:ドスパラパーツ館パソコンショップ アークTSUKUMO eX.オリオスペックと##ptoei##]

※特記無き価格データは税込み価格(税率=5%)です。