【 2011年12月7日 】
3D再生対応のメディアプレイヤーが近日登場、Android搭載

 3D映像の再生に対応した中国HiMediaのネットワークプレイヤー「HD900B」が近日発売される見込みだ。3.5インチHDDを内蔵して、LinuxとAndroidをデュアルブートさせることも可能という。

 ツクモパソコン本店にはサンプル(海外版)が入荷しており、同店は販売可能な日本語版を15日(木)か16日(金)頃に入荷する予定としている。予価は19,800円。日本語版の発売元はテック。


 HD900Bはバージョン1.4のHDMI端子を備えた据え置きタイプのネットワーク対応マルチメディアプレイヤー。3D映像に対応しているのが特徴で、サイドバイサイド方式、トップアンドボトム方式、フレームパッキング方式の3D動画を再生、出力が可能という。ただし、著作権保護されたコンテンツは再生できないとしている。また、静止画についてはJPG、BMP、GIF、TIFFとされているのみで、MPO形式には非対応。

 また、別途用意した3.5インチのSATA HDDを内蔵できるほか、ベースOSのLinuxに加えAndroidも使用できるのも特徴。Androidをインストールして、Linuxとデュアルブートできるほか、Androidアプリをインストールすることなども可能という。Androidでの操作は別途用意したUSBマウスを接続して行なう。

 本体前面にはタッチ操作に対応したVFDパネルを装備。左側面にはUSB(2基)やメモリカードスロット(メモリースティックPRO、SDカード、MMC対応)、eSATAといったインターフェイスがある。

 本体背面にはLAN端子(10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T)、冷却ファンのほか、映像出力端子(HDMI、コンポーネントビデオ、コンポジットビデオ)や音声出力端子(光角型デジタル、同軸デジタル、アナログステレオRCA)を備える。

 なお、同店が入荷したサンプルは海外版で、無線LAN機能を備えているが、テックによれば日本語版では無線LAN機能や本体背面の無線LANアンテナは削除されるとしている。また、サンプルの背面にはUSB 3.0ポート(Bコネクタ)があるが、テックの製品情報ではこの機能については触れられていない。

 対応出力解像度は480i、480p、576i、576p、720p、1080i、1080p/24Hz、1080p/50Hz、1080p/60Hz。音声コーデックはLPCMなどのほか、FLAC、AAC、AC3、DTS、DTS-HDもサポート。ネットワーク機能についてはUPnP、Samba、NFS、DLNA DMRをサポートするとしている。

 本体サイズは幅226×高さ50×奥行き180mm。付属品はACアダプタ、HDMIケーブル、ワイヤレスリモコン、SATAケーブルなど。


□HD900B(HiMedia Technology/テック)
http://www.himedia-tech.cn/en/product_show.php?id=27
http://www.tecnosite.co.jp/electronics/audio/media/hd900b/

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【2011年11月18日】テック、3D/Android対応のネットワークプレーヤー(AV Watch)
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20111118_492127.html


HD900B

[撮影協力:ツクモパソコン本店II]

※特記無き価格データは税込み価格(税率=5%)です。