【 2011年12月8日 】 | |
PSPソックリのAndroid端末登場、ゲーム向け 方向キー+タッチ液晶 |
起動画面
裏面なんとPSPにそっくりなゲーム向けAndroid端末が直輸入で発売された。方向キーやパッド、側面のL/Rボタンなどを装備、液晶パネルは感圧式タッチセンサーを採用している。
製品は中国YINLIPSの「YDP-G18」で、実売価格は15,800円(期間限定価格、通常は16,800円/詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。カラーはブラックとホワイトの2タイプ。
●外見はPSPソックリ
アナログパッド(?)や側面のL/Rボタンもあり
横長筐体にワイド液晶、方向キー、側面L/Rボタン、アナログ入力ができそうな平面パッドを備えるというYDP-G18のデザインは、まさにPSPそのもの。しかし、実はAndroid 2.2を搭載した携帯端末で、一般的なAndroid端末と同様、画面をタッチして操作可能だ。画面サイズは5インチ(800×480ドット)で、タッチパネルは感圧式。
また、方向キーなどでのOS操作も可能。方向キーとパッドには対応する矢印キーが、STARTボタンには決定キーが、ESCボタンにはバックキーが割り当てられており、さらにAボタンで「Y」、Bボタンで「A」、OKボタンで「B」、Xボタンで「X」、Lボタンで「L」などの文字入力が行なえる。標準のホームボタンは上側面についている。
●対応ゲームについては注意が必要
Androidマーケットは無しなかなか興味深い端末だが、実際にゲーム用ボタンを利用できるゲームについては注意が必要。
まず、プリインストールされているゲームには「Angry Birds」などがあったが、これらは方向キーやボタンで操作できず、一般的なスマートフォン同様、タッチパネルでの操作となった。
その一方で、多数プリインストールされているのがAndroid用のゲームエミュレータ。
状況から考えると、ゲーム用ボタンは、これらエミュレータ向けと思われる。ただし、エミュレータで使うためのゲームソフトはインストールされておらず、ショップでもエミュレータについては「動作保証外」「サポート外」と説明している。
ゲーム用ボタンを活用したいなら、著作権上の問題がないエミュレータ向けゲームソフトを入手する必要があるが、入手のハードルはかなり高いものと思われる。
このほかのプリインストールソフトは、WebブラウザやFlash Player 10.x、さらにFacebook、Skype、iReaderなど。Androidマーケットはインストールされていなかった。
パッケージに書かれた主なスペックや搭載機能は、CPUコアが「A9」、CPUクロック1.2GHz、メモリ512MB、バッテリー容量2,900mAh、5メガピクセルカメラ(前面/背面)、無線LAN、HDMI出力(1080p、NTSC/PAL対応)、microSDカードスロット、スピーカー。3G通信機能は非搭載。
2つあるヘッドホンジャック
□YDP-G18(YINLIPS DIGITAL TECHNOLOGY)
http://www.yinlips.com/en/productdetail.asp?ID=220中国YINLIPS YDP-G18 [撮影協力:aPad専門店(ブロックE2-[c3])]