【 2012年2月29日 】
宅配便対応外(?)の巨大PCケースが展示中
3月発売


手前は一般的なATXケース

 Cooler Masterの大型タワーケース「COSMOS」の新モデルが登場、内部を2つのエリアに分離した「COSMOS II」が3月9日(木)に発売される予定だ。

 ケースのサイズがあまりに大きいため、「宅配便業者によっては、通常の宅配便の対応外になる」(ショップ)という特大サイズの製品だ。

 フェイス 秋葉原本店ではサンプル展示を実施中。予価は39,800円で、電源は非搭載。


●高さ70cm、奥行き66cmの巨大ケース
 E-ATXやXL-ATXにも対応


梱包された状態
 COSMOS IIは2008年4月に登場した「COSMOS S」に続くモデルで、内部が上段と下段の2エリアに分離されているのが大きな特徴。上段はマザーボードなどを、下段はHDDと電源ユニットを収納するエリアになっている。

 エアフローは、上段が前面/上面→背面、下段が左側面→右側面と、エリア毎に異なる構造で、HDDを大量に搭載する場合でもスムーズなエアフローを実現できるとしている。また、電源ユニットのエアフローが底面→背面となっているため、ケース内部のエアフローに影響しないという。

 本体前面にはアルミ製のスライドカバーを装備。上面の手前にも、電源スイッチやファンコントローラーを覆うアルミ製スライドカバーを備えている。ファンコントローラーでは最大9基のファン(4グループ)を制御できる。

 このほか、3.5インチSATA HDDを直接挿入できるリムーバブルベイ「X-dock」(2基)や、マザーボードトレイとサイドパネルとの間にケーブルを通せるケーブルホール、水冷チューブ用ホール(背面)なども装備。内部に水冷用ラジエータを搭載できるというスペースも用意されている。

 本体サイズは幅344×高さ704×奥行き664mm、重量は約22kg。ドライブベイ数は5インチ×3、X-dock×2、3.5インチシャドウ×11(上段5、下段6)。拡張カードスロットは11基(1基は縦配置スロット)。

 ケースファン数は前面200mm×1、背面140mm×1、上面120mm×1、下段120mm×2で、さらに左側面に120mmファンを2基、上段の3.5インチシャドウベイに120mmファンを1、それぞれ搭載できる。

 対応フォームファクタはATX、XL-ATX、ExtendedATX、SSI EEB、SSI CEBなど。

 なお、この製品は大型のため、複数のショップが「宅配便業者によっては、通常の宅配便では送れず、運送費の高いサービスになってしまう場合がある」と説明している。「業者を選べば問題ない」(ショップ)が、配送業者にこだわりがある場合は注意したほうがよさそうだ。


□COSMOS II(Cooler Master)
http://www.coolermaster.co.jp/product.php?product_id=6750&category_id=18

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Cooler Master COSMOS II

[撮影協力:フェイス 秋葉原本店]

※特記無き価格データは税込み価格(税率=5%)です。