【 2012年5月31日 】
電源強化のZ77搭載Mini-ITXマザーが発売に、ASUS製
VRMが別基板

※(6/1更新)発売を確認。

 VRMが別基板として用意、Mini-ITXながら電源が強化されているというASUSのZ77マザーボード「P8Z77-I DELUXE」が発売された。

 実売価格は20,800円前後(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。


●小型マザーながら10フェーズ電源を搭載


VRM基板

VRM基板

外す必要があるネジ
 P8Z77-I DELUXEはIntel Z77 Expressチップセットを搭載したMini-ITXフォームファクタのLGA1155マザーボード。VRMが専用基板「DIGI+ VRM」として用意されているのが特徴だ。

 VRMをマザーボートと別の基板とすることで、電源回路の面積を確保、小型のMini-ITXマザーながら10フェーズ電源回路(CPU 8フェーズ+内蔵GPU 2フェーズ)を実現している。DIGI+ VRMはローエンドのビデオカードほどの大きさで、CPUソケット付近についている。

 なお、DIGI+ VRMはマザーボードのケース用マウントホールを流用して固定済み。PCケースにマザーボードを取り付ける際は、予め取り付けてあるネジとナットを外し、PCケースに固定するためのネジで再度固定しなおす必要がある。

 このほか、タブレットから無線LAN経由でPC内の動画を視聴したり、タブレットからPCを操作したりできるというDLNAメディアハブ「Wi-Fi GO!」や、UASP(USB Attached SCSI Protocol)によりUSB 3.0インターフェイスのデータ転送速度を170%向上させるという「USB 3.0 Boost」などの独自機能も備える。

 スロット数はPCI Express x16×1、DDR3 DIMM×2。主な搭載機能はDisplayPort、HDMI、DVI(グラフィックス機能はCPU内蔵GPUによる)、Gigabit Ethernet、無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n、2.4GHz/5GHz対応)、6Gbps SATA(2ポート)、eSATA(2ポート)、USB 3.0(I/Oパネル部4ポート、ピンヘッダ2ポート)、Bluetooth 4.0/3.0+HS、8チャンネルサウンド。

 付属品は無線LANアンテナ(2個)、6Gbps SATAケーブル(2本)など。無線LANアンテナの接続端子はI/Oパネル部に用意されている。


□P8Z77-I DELUXE(ASUSTeK Computer)
http://www.asus.co.jp/Motherboards/Intel_Socket_1155/P8Z77I_DELUXE/

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ASUS P8Z77-I DELUXE

[撮影協力:PC DIY SHOP FreeT]

※特記無き価格データは税込み価格(税率=5%)です。