【 2012年6月6日 】
殻割りした「改造Ivy Bridge」が店頭発売、ショップ独自
価格差2千円、OC性能向上

※(6/7更新)発売確認。

殻割り版Core i5-3570K

側面

 Ivy Bridgeの“殻割り”に興味がある人に朗報、PC DIY SHOP FreeTが独自に殻割りしてグリスを差し替えた改造品「Core i5-3570K 改」(仮名)が発売された。

 実売価格は22,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)で、ベースになっているリテールパッケージ品との価格差は2,000円。改造品のためメーカー保証は無効だが、同店による1週間の初期不良保証が付いている。CPUクーラーなどはそのまま付属する。

 初回販売数は3個という。


●殻割り後、グリスを変更した改造品
 90W/mKの熱伝導シートで性能向上、メーカー保証なし


殻割り版Core i5-3570K

やや厚くなっている

殻割例(同店が展示しているサンプル品)

通常のCore i5-3570K
 Ivy Bridgeの殻割りに関しては、グリスを差し替えることでCPU温度が低下するというメリットが確認されているものの、改造によりメーカー保証などが受けられなくなるだけでなく、作業に失敗するとCPUが破損するという大きなリスクが伴う(殻割りの詳細についてはPC Watch記事や過去の弊誌記事を参照のこと)。

 そのため、殻割りに魅力を感じつつも実行に踏み切れないという人も少なくないと思うが、そうした人に朗報と言えるのが今回の改造品だ。

 同店が独自にCore i5-3570K(通常クロック3.4GHz)の殻割りとグリスの差し替えを行なったもので、グリスはワイドワークの熱伝導シート「Vertical-Graphite Pro」(公称熱伝導率90W/mK)に差し替えられている。ヒートスプレッダの固定には耐熱テープを使用したという。

 同店によれば、改造後の温度(純正クーラー使用時)はアイドル時で29℃、高負荷時で69℃、オーバークロック時(4.8GHz)で99℃とのこと。改造前は「4.2GHzまでOCすると約100℃になり、限界クロックは約4.6GHzだった」という。

 ただし、殻割り→熱伝導シートの貼り付けで、「ヒートスプレッダが0.25mm(熱伝導シート分)だけ高くなっている」(ショップ)そう。「動作には問題はない」(同)そうだが、同店では「0.1mmくらいのものがいい」と話しており、今後の販売分で改良することも考えているという。

 また、「反響があれば他のモデルの殻割り販売も考慮する」としている。

 なお、自分で工夫したい人向けに殻割りのみを済ませたCPU(熱伝導シートは未装着)も21,800円で販売可能。この「未装着版」は、現在在庫はなく、今注文すると、「担当者が出張から帰った後になるため、納期が数日かかる」とのこと。ちなみに、作業時間は「殻割りのみで約3分、熱伝導シートの装着とヒートスプレッダの固定まで含め約30分」という。


□関連記事
【2012年5月23日】Ivy Bridgeの“殻割り展示”開始
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【2012年5月11日】Core i7-3770Kの「殻割り」で熱輸送のボトルネックを確かめる(瀬文茶のヒートシンクグラフィック/PC Watch)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/sebuncha/20120511_532119.html
【2012年4月28日】Ivy Bridgeがついに発売、省電力モデルは品薄
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20120428/etc_intel4.html
【2009年9月19日】ワイドワーク Vertical-Graphite Pro(WW-90VG)(今週見つけた新製品)
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20090919/ni_c90vg.html


Core i5-3570K

[撮影協力:PC DIY SHOP FreeT]

※特記無き価格データは税込み価格(税率=5%)です。

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