【 2012年8月2日 】
「浮かぶ映像デバイス」に新モデル、予価8万円
2次元キャラが3次元に?

※(8/2更新)写真を追加。

 「宙に浮かぶ映像」を投影できるメディアプレイヤー「3D Display」がオリオスペックで店頭デモ中だ。同店では「反響次第だが、おおむね1ヶ月前後で入荷したい」と説明している。同店の予価は79,800円。

 店頭デモは、プレイヤーのケース内にジオラマを設置、その中で(動画の)ふぉっくす紺子が踊る、という「2次元が3次元に」的なものになっている。

 メーカーは台湾SEAN&STEPHEN CORPORATION。


●「浮かぶ映像」を投影可能


内部にジオラマを作ってデモ中

内部にジオラマを作ってデモ中
 この製品は、「宙に浮かぶ映像」を実現できる箱型ディスプレイ付きメディアプレイヤー。製品名は「3D Display」だが、いわゆる立体視の機能は特にない。

 サイズはおおむね27cm角(正確には28cm×26.5cm×27cm)で、上部にUSBコネクタとSDスロットを搭載。USBメモリやSD内の動画ファイルや画像ファイルを箱の内部に投影できる。

 この箱は奥側と下側がシースルーになっており、映像は箱の内側に浮かぶように投影される。ちなみに奥側は実際にも何もなく、手や物を入れることが可能。ただし、箱の中ほどには、斜めにハーフミラーらしきものが入っているため、「箱の中いっぱいに何かを入れる」ということは不可能だ。

 メディアプレイヤーとしてのシステムは一般的で、メニューなどの操作画面は「中に浮かぶ映像パネル」そのものを使い、操作は付属リモコンで行うしくみ。対応している動画ファイルは「AVI/MPEG/RM/RMVB」で、静止画ファイルは「JPEG/GIF/PNG/TIFF/BMP」。デバイスとしてはスピーカーも内蔵しており、MP3/WMAなどの音声も再生できる。

 なお、似たような「浮かぶ映像デバイス」は、6月にもドスパラパーツ館がデモしているが、より「浮かぶ感」が強いものの、価格は約20万円と高価だった。


□SEAN&STEPHEN
http://www.laserss.com/

□関連記事
【2012年6月23日】SFを再現?「宙に浮かぶ映像」を実現するPC用ディスプレイが販売中 / 店頭デモも
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20120623/etc_inno.html

SEAN&STEPHEN 3D Display

[撮影協力:オリオスペック]

※特記無き価格データは税込み価格(税率=5%)です。