【 2012年9月15日 】
自己診断ボタン付きのATX電源が発売
DSPで各所を監視、PCからも確認可

 故障などを自己診断できるセルフテストボタンを備えたATX電源「AX1200i」(CP-9020008-JP)がCorsairから発売された。

 実売価格は39,800円前後(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。


●DSPで内部状態を監視

 この製品は、80 PLUS PLATINUM認証を取得した高効率、高機能な1,200W電源。

 大きな特徴は制御用の専用プロセッサ(DSP)を搭載していることで、DSPが内部各所のAC/DC電圧やトランス/コンバータなどの状態などをリアルタイムに監視。「単なるPWMコントローラなどでは実現できなかった、すぐれた変換効率と高出力を実現できる」(国内発売元のリンクス・インターナショナル)という。

 また、興味深い特徴である「セルフテストボタン」は、内部用ケーブルのコネクタ脇に用意されたもの。

 ボタンを押すことで電源自身を診断でき、押下後、電源が正常ならば緑のLEDが、異常があれば赤いLEDが点灯、ファンも回転する。電源系の不具合は判断が難しいため、こうした機能は重宝しそうだ。

 このほかの特徴は、同社の統合管理システム「Corsair Link」に対応していることや、内部ケーブルがすべて取り外し可能なモジュラー式になっていること、日本製コンデンサを採用していること、低出力時はファンが停止するセミファンレス仕様であることなど。

 Corsair Linkに関しては、専用のUSBケーブルが付属しており、Windows上の専用アプリで電源の出力状況や効率、内部の温度などを確認できる。


□製品情報
http://www.corsair.com/power-supply-units/ax-series-power-supply-units/ax1200i-digital-atx-power-supply-1200-watt-80-plus-platinum-certified-fully-modular-psu.html
http://www.links.co.jp/item/cp-9020008-jp/


Corsair AX1200i

[撮影協力:ZOA 秋葉原本店オリオスペック]

※特記無き価格データは税込み価格(税率=5%)です。