【 2012年10月20日 】 | |
「CPU自作入門」が発売に、美少女入りのサンプル基板も展示中 |
なんと、PCではなくCPUそのものを自作しよう、という書籍「CPU自作入門」が書店で発売された。秋葉原のショップでは、書籍と連動したサンプル基板も展示中。このサンプル基板は「美少女回路」入りの変わったものだ。
書籍の発行元は技術評論社で、価格は3,675円。サンプル基板は電子パーツショップのマルツパーツ館秋葉原2号店(ブロックC1-[f2])で展示/デモされており、同店通販で購入できる。こちらの価格は13,650円。
なお、CPUのアーキテクチャはx86やx64ではなく、もちろんWindowsやDOSは動作しない。
●500ページ以上の技術書、作成の基礎から実践まで
この書籍と基板は、4月に「美少女回路入り」の自作CPU基板「AZPR EvBoard」で一躍話題になったサークル「れすぽん」の面々によるもの。発売された基板は4月に展示されたものの改良版で、「AZPR EvBoard」という名称や、裏面に配線パターンとして描かれた「基板少女」も同じ。この少女部分が電源やテスト信号(JTAG)用として実際に機能するのも同様だ。
一方の書籍「自作CPU入門」は、同サークルの同人誌に加筆を加えた500ページ以上もの技術書。
「FPGAを使ってオリジナルアーキテクチャのCPUを作る」という内容で、「クロック同期設計」「論理演算」といったCPU作成の基礎から、バスやメモリの設計・実装、さらにそれを使った基板の設計、基板製造サービスへの注文、プログラミングまで、かなり幅広い内容が書かれている。
□余熱@れすぽん
http://www.respon.org/
□CPU自作入門(技術評論社)
http://gihyo.jp/book/2012/978-4-7741-5338-4□関連記事
【2012年4月14日】「美少女回路」を搭載した自作CPU基板が展示 / 電子工作も萌えの時代?
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20120414/etc_respon.htmlCPU自作入門 [撮影協力:マルツパーツ館秋葉原2号店(ブロックC1-[f2])]