【 2012年11月10日 】 | |
Piledriver版Opteronが受注販売、16コア8万円など 64コア・メモリ256GBのPCも受注中 |
PiledriverベースのAMDのサーバー向けCPU「Opteron 6300」シリーズの受注販売がPC DIY SHOP FreeTで始まった。
16コアの廉価版、6376(実売価格81,800円)や最上位の6386 SE(同161,800円)、4コアの6308(同57,800円)など9モデルが販売中で、納期は約3〜4週間後としている。最も安価なのは8コア/2.8GHzの6320(同33,800円)。
同店では同CPUを使ったショップブランドPCも販売中。16コアのOpteron 6378を4基搭載、合計64コアを使えるPCで、メモリは256GB。価格は968,000円という。
●サーバ向けのPiledriver、最大16コア
Opteron 6300シリーズは、FX-8350などのデスクトップPC向けAMD FXシリーズと同世代のPiledriverアーキテクチャを採用したサーバー向けCPU。前世代でBulldozerアーキテクチャのOpteron 6200シリーズとの比較では、全体のパフォーマンスは最大24%向上、ワットあたりのパフォーマンスは最大40%向上したという。
Turbo CORE技術もサポート。シリーズ最高クロックは8コアの6328で、Turbo時3.8GHz(通常3.2GHz)が実現されている。なお、通常クロックが最も高いのは4コアの6308で3.5GHz(Turbo CORE非対応)。
対応CPUソケットは従来と同じSocket G34。対応メモリはDDR3 1600で、4チャネル構成までは1,866MHz動作に対応するという。また、超低電圧タイプ(1.25V)のメモリもサポートする。
TDPは、最上位モデルの6386 SEが140W、他は115W。今回は販売されていないが、16コアでTDP 85Wの6366 HEがラインナップされている。
なお、対応マザーボードについては、SupermicroのデュアルSocket G34マザー「H8DG6-F」など既存の製品で6300シリーズへの対応がうたわれている。
□AMD Opteron 6300 Series Processors/プレスリリース(Advanced Micro Devices)
http://www.amd.com/us/products/server/processors/6000-series-platform/6300/Pages/6300-series-processors.aspx
http://www.amd.com/us/press-releases/Pages/press-release-2012Nov5.aspx□関連記事
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