【 2012年11月15日 】 | |
SAMSUNG製SSDの上位版、「840 PRO」発売 MLC採用、保証期間は5年間 |
- ※(11/17更新)国内代理店版の発売を確認、容量128GBと256GB。
最新コントローラを採用したSamsung製SSDの上位モデル「SSD 840 PRO」が発売された。
販売されているのはITGマーケティングによる国内向けパッケージ「MZ-7PD128B/IT」(128GBモデル)と「MZ-7PD256B/IT」(256GBモデル)と、並行輸入品の256GBモデル「MZ-7PD256BW」。
実売価格は128GBモデルが10,800円前後、256GBモデルが20,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。このほか、シリーズ最大容量の512GBモデル「MZ-7PD512B/IT」がラインナップされている。
●SSD 840の上位版
NANDフラッシュはMLC、保証期間は5年間
SSD 840 PROは6Gbps SATA対応の2.5インチ/7mm厚SSDで、10月下旬に登場した「SSD 840」の上位モデル。ARM Cortex-R4プロセッサを採用したSamsung独自のトリプルコアコントローラ「MDX」(クロック300MHz)を搭載する点はSSD 840と同じだが、NANDフラッシュにMLCタイプを採用し、TLCタイプのSSD 840を上回るデータ転送速度をうたっている。
512GB/256GBモデルの公称性能は、ランダムアクセス時が4KBリード/QD32で100,000IOPS、4KBライト/QD32で90,000IOPS、4KBリード/QD1で9,900IOPS、4KBライト/QD1で31,000IOPS、シーケンアクセス時がリード540MB/s、ライト520MB/s。
128GBモデルの公称性能はやや低く、ランダムアクセス時が4KBリード/QD32で97,000IOPS、4KBライト/QD32で90,000IOPS、4KBリード/QD1で9,800IOPS、4KBライト/QD1で31,000IOPS、シーケンアクセス時がリード530MB/s、ライト390MB/sとなっている。
キャッシュ容量は512GB/256GBモデルが512MB、128GBモデルが256MBで、いずれも同社製の低電力タイプDDR2メモリが採用されている。
また、保証期間はSSD 840が3年間なのに対し、SSD 840 PROは5年間と長い。
ただし、Samsungの製品情報では「クライアントPCで使用した場合のみ」という条件が記されており、ITGマーケティングも「5年もしくはTBW(Total bytes written、総書込みバイト数)がしきい値に達するまで」としている。
□製品情報(Samsung)
http://japan.samsung.com/consumer/computersperipherals/ssd/ssd/
http://japan.samsung.com/consumer/computersperipherals/ssd/ssd/MZ-7PD256BW
□SSD 840ファミリー(ITGマーケティング)
http://www.itgm.co.jp/product/ssd840/□関連記事
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http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20121027/etc_samsung.html
【2012年10月24日】Samsung「SSD 840/840 PRO」シリーズ(平澤寿康の周辺機器レビュー/PC Watch)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/hirasawa/20121024_567988.html
【2011年11月11日】SAMSUNG初の6Gbps SSD登場、3コアの独自コントローラ搭載
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20111112/etc_samsung.htmlSamsung SSD 840 PRO [撮影協力:TSUKUMO eX.とパソコンハウス東映とZOA 秋葉原本店]