今週見つけた主な新製品　(2013年2月23日)

　 4GBのDDR3メモリを搭載したGeForce GT 630ビデオカード。メーカーはInnoVISION。

　同社からはほぼ同仕様のモデルが発売されているが、「前モデルよりもメモリクロックが高い」(ショップ)とされており、今回のモデルには1,333MHz動作のメモリが搭載されている。

　 スマートフォンやタブレットの音楽をBluetooth経由で受信、接続したスピーカーから音楽を流すことが出来るレシーバー。メーカーはPrinceton。

　本体とスピーカーはステレオミニプラグで接続する仕組みで、USBバスパワー動作に対応している。

　 音楽に合わせて踊るぬいぐるみ型のスピーカー。クマ型(ピンク)とウサギ型(ホワイト)の2種類が発売されており、スマートフォンを抱えながら踊る姿がユニークな製品。

　メインで動くのは顔部分で、音楽に合わせて上下左右に動作する。本体はアナログ接続対応で、接続した機器から流れる音に合わせて動く「ラインモード」の他に、周囲の音に合わせて動く「マイクモード」が用意されている。

　電源はUSBバスパワー/ACアダプター/単三電池×3本のいずれかでとる仕組み。

　 プレクスター製SSDの下位モデル「M5S」の仕様変更モデル。詳細に関しては代理店のリンクスが公表している。新型番は、容量128GBモデルが「PX-0128M5S」（旧PX-128M5S）、256GBモデルが「PX-0256M5S」（旧PX-256M5S）。

　リンクスによれば、今回変更されたのはSSDコントローラとNANDフラッシュ。コントローラチップはMarvellの「88SS9174」から「88SS9187」へ、NANDフラッシュはMicron製から東芝製へ、それぞれ変更されたという。

　ちなみに、「Marvellコントローラ＋東芝製NAND」というブランドの組み合わせは上位モデルのM5 Proと同じだが、M5 Proでは、高いデータ転送速度をうたうToggle DDR 2.0を採用するとされている。

　キャッシュ容量は従来同様。128GBモデルはDDR3 256MBを、256GBモデルはDDR3 512MBを搭載する。フォームファクタ（2.5インチ、9.5mm厚）や保証期間（3年）にも変わりはない。

　公称性能も従来どおりで、256GBモデルでは、シーケンシャルアクセスがリード520MB/s、ライト390MB/s、ランダムアクセス（4KB）がリード73,000IOPS、ライト70,000IOPSとされている（いずれも最大値）。

　また、リンクスは新型番の製品についてもCrystalDiskMarkによるベンチマーク結果を掲載している。

　それによると、新旧の性能差は256GBモデルでは小さいが、128GBモデルではシーケンシャルリードが14.4MB/s、ライトが8.4MB/s向上するなど、ほぼ全てのテスト項目で向上が見られる。256GBモデルも、ランダムライト（4K/QD32）が16.5MB/s向上したのが目立っている。

□リンクスインターナショナルによる仕様変更の告知

http://www.links.co.jp/2013/02/post-8/

　 Intel製mSATA SSD「525」シリーズの容量は60GBモデル。

　基本的な仕様は発売済みの他の容量のモデルと変わりない。公称値はリード550MB/s、ライト475MB/s。

　 BD-XLに対応したパイオニア製Blu-rayドライブの海外パッケージモデル。

　主な書き込み速度は、BD-R QL/TL 6倍速、BD-R DL/R 12倍速など。

　リテールパッケージ品だが、「ソフトは別売り」(ショップ)とのこと。

　 5インチベイ型小物入れの新モデル。メーカーはアイネックスで、前面に取っ手が用意されている。

　カラーはブラック。

　 PCと接続しなくてもHDD同士のコピーなどが行える外付けアダプタ「これdo台」シリーズの高速モデル。メーカーはセンチュリー。

　最大転送速度は250MB/sで、「従来品と比較して2倍以上高速」(メーカー)という。

　コンベア、ディスクチェック、データ消去、パーテーションコピーなどの機能を備える点は従来機同様。データ消去法は3種類から選べる。

　対応ストレージはSATA-HDD/SSD、対応ファイルシステムはFAT16/32、NTFS、EXT2/3/4。パーティションテーブルはMBR/GPTに対応している。別途、同社の「裸族のお立ち台のお立ち台（CROO-IS）」を使用する事でIED-HDDも接続可能とされている。

　 USB 3.0対応のUSB - LAN変換アダプタ。1000BASE-T LAN対応品。

　 デュアルコアCPUや1GBメモリを搭載したMSI製の7インチタブレット。

　この製品はAndroid 4.0や7インチのIPS液晶パネル（1,024×600ドット、5点タッチ対応）を搭載したタブレット端末。搭載CPUはクロック1.5GHzのAML8726-MX（Cortex-A9、デュアルコア）、メモリはDDR3 1GB。ストレージ容量は8GB。

　主な搭載機能は無線LAN（IEEE 802.11b/g/n）、Mini HDMI、Micro USB、Gセンサー、前面カメラ（30万画素）、背面カメラ（200万画素）、SDカードスロット（最大32GB）で、Google Playにも対応する。

　本体サイズは191×119×8.9mm、重量は約299g。バッテリー容量は3,200mAhで、動作時間は約4.5時間としている（無線LAN ONで720p動画を再生した場合）。

　なお、この製品は国内法人のエムエスアイコンピュータージャパンから発表されているが、今回販売を確認したモデルはパッケージや付属マニュアルが英語の製品。販売しているTWOTOP秋葉原本店によれば「言語の初期設定も英語だったが、日本語に設定することは可能」という。また、本体裏面には技適マークがあることが確認できた。

※2月25日追記:当初、「Bluetooth 4.0搭載」と記載しておりましたが、MSIから「Bluetooth 4.0は非搭載」という訂正のリリースが出たため、内容を一部修正いたしました。

　 汎用タイプのスマートフォン向けルーペ。メーカーはサンコー。

　この製品は、2012年9月に同社が発売した「iPhone対応らくらく操作ルーペ（IPRKOPLP）」の新モデルで、iPhone以外にも対応したのが大きな特徴。

　スマートフォンへの固定に用いるクリップが、ネジで幅が調節できるタイプになっており、厚さ約8〜10mmのスマートフォンに固定が可能。ケースを装着した状態のiPhone 5にも固定できるという。

　また、関節アームの採用により、ルーペの可動範囲が大きくなったのも特徴。前モデルは関節がなかったため、アームの長さ調節と回転のみが可能だったが、今回はルーペの位置や、液晶画面との距離などが楽に調整できるようになっている。従来同様、使わないときはスマートフォンの裏側にルーペをしまうこともできる。

　ルーペはフレネルレンズ方式で、拡大率は約2倍。本体サイズは幅98×高さ70×奥行き98mm。重量は10g。

　 Dockコネクタ付きのスピーカーをBluetooth対応にするDock - Bluetooth変換アダプタ。

　対応プロファイルはA2DPとAVRCP。本体カラーはブラック。

　 Appleのライセンスを取得したLightningケーブル+シガーソケット用USB給電アダプタセット。

　アダプタのUSBポートは1つで、2.1A出力に対応している。

　 単三形の充電池をを搭載することで、モバイルバッテリーとしても使用可能なスマートフォン/タブレット用折り畳みスタンド。

　本体底面に単三形電池を4本収納するスペースを備えたモデルで、電池搭載時はモバイルバッテリーとして使用可能。なお、「エネループを使用する事が前提の製品で、アルカリ電池では動作しなかった」(ショップ)という。また、電池の充電器としても本体は利用可能。

　USB出力ポートは2系統備えており、タブレット向けとスマートフォン向けのポートが用意されている。

　 スマートフォンなどを壁面に固定できる両面タイプの粘着パッド。

　シリコン状の素材でできた柔らかい製品で、つるりとしている裏側と、絵柄の描かれた表側があり、裏側は手で触ってもやや粘着性があるが、表側は手で触ってもほとんど粘着性を感じない。

　ただし実際には、両面とも固いものに対して粘着性がある。裏側を壁面などに押し当てるとそのまま貼り付けることができ、その貼った状態でスマートフォンなどを押し当てると、その状態でスマートフォンを固定できる、という寸法。

　剥がす時はその逆で、力を入れてスマートフォンを引っ張ることで、スマートフォンを取り外し可能。

　粘着力はかなり強く、テストとして壁面にシートを設置し、そこにiPhone 4を固定、5分ほどそのままにしてみたが、特に外れるようなことは無かった。また、背面が弧状のXperia arcも固定可能だった。

　なお、粘着力が強いことから、裏面カバーが弱いスマートフォンでは注意したほうがいいかもしれない。メーカーでは「便利な使い道」としてクルマや飛行機、船舶内での利用を提案しており、サングラスや鍵、ヘッドフォンなどを固定しておくことができるとしている。

　販売を確認したのは、レッド、グレー、クリア、ブラックの4色。

　 容量7,200mAhのモバイルバッテリー。メーカーはエアリア。

　USBポートは2.2mA出力×1、800mA出力×1を備え、同時使用が可能。LEDライトや残量メーターも備えている。

　 USB出力端子を備えたソーラーパネル。

　出力可能な電力は最大2.2W(6V/360mA)。「スマートフォンの充電はできない」、「充電池やフィーチャー・フォンの充電向け」(ショップ)という。

　カラーはブラックのみで、本体背面にスタンドを備えている。

　 ワコムの定番ペンタブレット「intuos 5」のイラスト/マンガ制作ソフトバンドルモデル。

　バンドルソフトは「CLIP STUDIO PAINT EX」と「ComicStudioEX 4.0」で、両ソフトがダウンロードできるシリアルコードが同梱されている。ちなみに、ペンタブレットとソフトを別々に購入した場合に比べて、「ほぼ半額の価格になっている」(メーカー)という。

　「2,500台限定モデル」(同)とのこと。

　 BMWがデザインしたというゲーム向けマウス。メーカーはThermaltakeで。同社のゲーミングブランドであるTt eSPORTSに属する製品。ブラック、ホワイト、グリーン、レッドの全4色が発売されている。

　この製品は、同社の独特なPCケース「Level 10」と同様、「BMWデザイン」をうたうレーザーセンサー搭載USBマウス。代理店のアスクによれば、BMWグループのデザイン部門である「DesignworksUSA」とのコラボレーションによって制作されたという。

　パームレスト部には、通気性に優れ「手のひらをクールに保つ」（Tt eSPORTS）というハニカム状のメッシュが設けられている。付属の六角ドライバーで、パームレスト部の高さや左右への傾き（角度）が調節できるのもユニーク。

　専用ソフトではプロファイルの記憶・切り替え（最大5種類）やポーリングレートの変更などが可能。ホイール部などに内蔵するLEDの発光色（7色）や照明効果も変更できるという。

　ボタン数は7。センサー解像度は800〜8,200dpiの範囲で変更できる。本体サイズは147×67.5×38.8mm、重量は185g。USBケーブル長は1.8m。

　 MMOゲーム向けをうたうMad Catzの多機能ゲーミングマウス「Cyborg M.M.O.7 Gaming Mouse」のグロスブラックモデル。

　6,400dpiのセンサーを搭載する点や、カスタマイズ可能なボタンを複数搭載するなど、基本的な機能は従来モデルと変わりない。

　 　Ivy Bridgeの次世代となるCPU、「Haswell」への対応をうたうCPUクーラー。メーカーはARCTIC COOLINGで、Haswellと見られるモデルナンバーもWebサイトで公開されている。

　クーラーの対応ソケットには「Intel Socket 1150（Haswell）、1156、1155、2011」と記載、明確にHaswell対応をうたっているほか、Webサイトの互換性リストでは「Socket 1150」で利用できるCPUも明示している。

　サイトに表示されているCPUは、Core i7が 4770/T/S/K、4765、4670/T/S/Kの9種類、Core i5が4570/T/S/K、4550/S、4475S、4470/T/S、4450/S、4430/S、4350P、4330/Sの17種類、Core i3が4240/T、4225、4220/Tの5種類、PentiumがG3120/G3100の2種類。表示されているのはモデルナンバーのみで、クロックやコア数などは不明。

　もちろん、これらの情報が正しいものかどうかは不明だが、仮に正しいとするならば、これまで同様にHaswellでも倍率固定解除版（K）や低消費電力版（S/T）が用意されていると思われる。

　なお、このリストにはこれも未発表のLGA2011対応CPU、Core i7-3980Xも含まれている。

　CPUクーラー自体は、「冷却性能320W」をうたう高冷却タイプの製品。ヒートパイプが直接CPUに接触する構造で、搭載ファンはPWM制御の12cmファン×1基（400〜1,350rpm）。重量は905g。

　 Koolance製のディスプレイ付き5インチベイ用ポンプ/ファンコントロールユニット。

　温度や流量を表示する事も可能。なお、温度センサーは付属しているが、流量計は付属していない。

　 Fractal Designの大型PCケース「Define XL」の新モデル。カラーはブラックパールとチタニウムグレー。

　静音性重視の大型モデルで、XL-ATXやE-ATX規格などのマザーボードも搭載可能。水冷ラジエーターを搭載するための機構もそなえている。電源は別売り。

　 アルミパネル+スチールシャーシを採用したアビー製ATXケースの新モデル。

　前面パネルの両サイドにスリットが設けられており、空気を取り込みやすい造りになっている。また、前側底部にも空気流入用のスペースが用意されている。

　電源は別売りで、前面パネル両サイドのカラー違いで2種類が販売されている。

　 「上下に熱源を分散することで、システムの安定稼働を可能にしている」(メーカー)というアビーブランドのMini-ITXケース。カラーはブラックとシルバーの2色。

　内部のスペースは、上側がマザーボード用、下側が電源+HDD/SSD用になっている。前面のパネルは厚さ5mmの極厚アルミを採用している点も特徴。

　この他、Mini-ITXケースながら水冷キットが搭載可能になっている。

　電源は別売り。

　 80PLUS GOLD認証を取得したCORSAIRブランドのATX電源。容量は850Wと1,050W。で、内部ケーブルは着脱式。

　 Socket FM2に対応したスリムタイプのPC自作キット。メーカーはファスト。

　搭載チップセットはAMD A55で、主な搭載デバイスはVGA/HDMI出力、1000Base-T LAN、サウンドなど。

　上部に持ち運び用の取っ手が用意されている。

　 PCとの接続も可能な、業務用の4K2Kディスプレイ。メーカーはシャープで、ディスプレイサイズは32インチ。

　この製品は3,840×2,160ドットの解像度を持つディスプレイ。4K2Kディスプレイは、1台でフルHDディスプレイ（1,920×1,080ドット）4画面分の情報が表示できる高精細が特長。

　今回のモデルでは同社独自開発の「IGZO技術」を採用。IGZO技術により高精細化・高輝度化を実現したほか、専用設計のエッジ型LEDバックライトが搭載可能となり、ディスプレイ部の奥行きを約35mmに抑えたとしている。

　映像インターフェイスはDisplayPort×1、HDMI×2。3,840×2,160ドット/60pに対応するのは、DisplayPortマルチストリーム入力時またはHDMI 2系統入力時で、HDMI 1系統入力時は30pまでとなるとされている。

　このほか、HDMI接続時は4,096×2,160ドット（リフレッシュレート24Hz）でも使用可能とのこと。640×480ドット、1,920×1,080ドットなどの表示モードもサポートしている。

　また、4K2K出力を行なうには、AMD FirePro W600搭載カードなどプロユースのビデオカードも必要となる。なお、AMD FirePro W600のこの製品への対応状況は不明。

　液晶パネルの主なスペックは、輝度350cd/平方メートル、コントラスト比800:1、視野角が左右/上下とも176度、応答速度8ms（GtoG）。

　本体サイズ（約）は幅750×高さ489〜634×奥行き256mm（スタンドを含む）、重量は約7.5kgで、ステレオスピーカー（2W+2W）を内蔵。音声入力・出力端子も備える（各ステレオミニジャック）。

　付属品はACアダプタ、CD-ROM、DisplayPortケーブルなど。