今週見つけた新製品

製品ジャンル:モバイルアクセサリー

サンコー モバイルヒートシンク(OFMSCP22)

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  「貼るだけで温度を約2℃下げる」(発売元のサンコー)と謳うスマートフォン向けの放熱シート。製品は「Korean Oriental Sciences Center」が発明・製造したという韓国語パッケージ。

 この製品は、放熱効果を持つという小型シート。手のひらに収まるサイズで、スマートフォンのほか携帯ゲーム機、ACアダプタなどにも使えるという。

 サンコーの説明によると、冷却効果は約2℃。iPhoneの裏面を非接触温度計で測定したところ、シートの使用前が30.8℃だったのに対し、使用後は28.4℃だったという。

 シートは薄いため、スマートフォンケースとの併用も可能とされる。スマートフォンのバッテリーに直接貼ることも可能だが、バッテリーカバーを閉じることができなくなる場合があるという。また、対象物が大きいと、放熱効果が低くなる。同社曰く「大きな物に貼るとまさに『焼け石に水』になるので、スマートフォン、タブレット、携帯ゲーム機あたりが向いている」という。

 このほか、シートを剥がすと、粘着部が残る場合があるとされているので注意が必要。

 シートは微妙に金属光沢がある樹脂状の素材で、愛称と思われる「Coolpad」という名前も書かれている。

 素材については炭素系の新素材「グラフェン」であるとされ、サンコーでは「銅より熱伝導率が高い」「放熱に効果がある」と説明。

 グラフェンについては、半導体向けヒートスプレッダへの応用が研究されており「銅製ヒートスプレッダよりも25%速く熱が拡散する」という情報もある。

 ただし、この製品では放熱原理や放熱特性が明示されておらず、また、放熱面積も変わらない点は要注意。

 現時点では、得意な場面や苦手な場面が判らず、編集部でのテストでは逆に温度が上がる結果も見られた。謳い文句どおりに活用するには多少の研究が必要そう。