今週見つけた主な新製品　(2013年10月12日)

　 A88Xチップセットを搭載したASRock製ATXマザーボード。Socket FM2+対応マザーボードはGIGABYTE、ASUSに続いての登場。

　搭載デバイスなどが異なる3製品が発売されており、上位のFM2A88X Extreme6+はHDMI入力や、DisplayPort、高音質サウンド機能などを備える。

　3モデル共通の主な搭載デバイスは、VGA/DVI出力、サウンド、1000Base-T LANなど。

　 AMD A88X搭載品では初めてのMini-ITX対応マザーボード。メーカーはASRock。Socket FM2+対応のMini-ITXマザーボードとしてもこのモデルが初の対応製品となる。

　　FM2A88X-ITX+は、AMDの次期APU「Kaveri」をサポートするAMD A88Xチップセットを搭載したMini-ITXフォームファクタのSocket FM2+マザーボード。

　AMD A88X搭載マザーについては、ATXのGIGABYTE製「G1.SNIPER A88X」など、microATXのASUS製「A88XM-A」が発売済みで、Mini-ITXはこれが初となる。

　装備するPCIe x16スロットはPCIe 3.0をサポートしており、Kaveri搭載時はPCIe 3.0対応スロットとして動作（現行APUの搭載時はPCIe 2.0対応）。また、Mini-ITXマザーとしては多い6基の6Gbps SATAポートを備えるのも特徴だ。

　メモリスロットはDDR3 DIMM×2（最大32GB）。また、Mini PCIeスロット（6Gbps mSATAサポート）を1基備えるが、標準で無線LAN/Bluetoothカードが搭載されている。

　主な搭載インターフェイス・機能はHDMI、DVI、VGA、Gigabit Ethernet、無線LAN（IEEE 802.11a/b/g/n）、Bluetooth 4.0、6Gbps SATA（6ポート、RAID 0/1/5/10対応）、USB 3.0（I/Oパネル部2ポート、ピンヘッダ2ポート）、7.1チャンネルサウンド。

　このほか、他のPCやスマートフォン・タブレットからのリモートアクセス機能、外部のAV機器などの映像をスルー出力する際に使用するHDMI入力端子なども備えている。

　 Socket FM2+対応でA55チップセットを搭載したmicroATXマザーボード。メーカーはASUS。

　主な搭載デバイスはVGA/DVI/HDMI出力、サウンド、1000Base-T LAN、追加チップによるUSB 3.0など。

　 AMDの新ブランドGPU「Radeon R9/R7」を搭載したSAPPHIRE製ビデオカード。R9シリーズは計2製品、R7シリーズは計4製品発売されている。

　従来のRadeon HD 8000/7000をベースにした改良版で、AMDによれば「アーキテクチャは従来同様だが、回路設計に手を入れることでクロックの上昇や、消費電力あたりの性能改善を実現している」という。

　この他、Windows 8.1で採用されるDirectX 11.2や、AMD独自のゲーム用API「Mantle」が新たにサポートされているのも特徴。

　各モデル、オリジナルタイプのファンを搭載し、一部モデルはオーバークロック仕様となっている。

　 AMDの新ブランドGPU「Radeon R9/R7」を搭載した玄人志向ブランドのビデオカード。R9シリーズは280X/270X搭載品の2種が、R7シリーズは260X/250/240の3種が発売されている。

　従来のRadeon HD 8000/7000をベースにした改良版で、AMDによれば「アーキテクチャは従来同様だが、回路設計に手を入れることでクロックの上昇や、消費電力あたりの性能改善を実現している」という。

　この他、Windows 8.1で採用されるDirectX 11.2や、AMD独自のゲーム用API「Mantle」が新たにサポートされているのも特徴。

　また、R7 260X搭載品については、ハードウェアによるサウンド機能「TrueAudio」が搭載されている点もウリ。

　各モデル、オリジナルタイプのファンを搭載している。

　オリオスペックが独自に水冷化したGeForce GTX TITANビデオカード。受発注扱い品で、納期は約1週間。

　この製品は、オーバークロックタイプのEVGA製GeForce GTX TITAN搭載ビデオカード「GeForce GTX TITAN Superclocked(06G-P4-2791-KR)」を、水冷システムに接続できるように同店が独自にパーツを搭載したもの。

　カード標準の空冷クーラーを取り外し、代わりにEK Water Blocks製の水冷ヘッド「EK-FC Titan SE - Acetal+Nickel」と、バックプレート「EK-FC Titan SE Backplate - Black」を装着している。

　水冷ヘッドとバックプレートは汎用タイプで、同店ではそれぞれ単品でも販売されている。これらを購入して自身でカードへの装着を行なうこともできるが、今回の製品では「実際に水冷システムに接続して、水漏れチェックや動作確認を行なう」（同店）とされており、水冷初心者にも向いているとも言える。

　なお、ビデオカードを別のものに替えることも可能で、その際はスタッフに相談してほしいとしている。

　ただし、標準クーラーを取り外すため、カードのメーカー・代理店保証が受けられなくなる点には要注意。製品には同店による10日間保証が付くという。

　また、製品はチェック作業後、冷却液の除去と乾燥を行なってから出荷するが、「多少水滴が内部に残っている場合がある」（同社）とのこと。

　 カード長約17cmと小型なGeForce GTX 760ビデオカード。メーカーはASUS。

　同社がMini-ITX環境向けをうたうショートタイプのビデオカードで、搭載クーラーも2スロット占有タイプながらカード長に合わせた小型のものが搭載されている。

　GPUコアはオーバークロックされており、動作クロックは1,006MHz(ブースト時1,072MHz)。搭載メモリはGDDR5 2GBで、定格クロック動作となっている。

　 「Level 10」の名を冠したBMWデザインのゲーミングヘッドセット。メーカーはThermaltake（Tt eSPORTSブランド）。

　販売を確認したのはブラックモデル（HT-LTM010ECBL）で、このほか、ホワイトモデル（HT-LTM010ECWH）が用意されている。

　この製品は、同社製PCケース「Level 10」と同様に、BMWがデザインを手がけたというゲーム向けのヘッドセット。本体はアルミベースで、300gという軽量を実現したほか、耐久性や放熱性にも優れるという。

　音声入力はアナログ（ステレオミニプラグ）だが、本体側はMini USB型ジャックを採用。ジャックは左右両方のイヤーカップに装備されており、ユーザーの好みにあわせてケーブルをどちらに繋ぐかを選べる。

　ヘッドホンの周波数特性は10Hz〜22KHz、感度は100dB（1KHz）、インピーダンスは32Ω。マイクは無指向性でノイズキャンセル機能が搭載。周波数特性は300Hz〜10KHz、感度は-35dB（±3dB）、インピーダンスは2.2kΩ。ケーブル長は3m。

　付属品はキャリーバッグ、ショートケーブル（長さ1m）。

　 音に合わせて動くミニ噴水を内蔵したスピーカー。

　USBバスパワー動作対応のモデルで、音声信号はアナログ接続式。カラーはホワイトで、イルミネーション機能も内蔵している。

　 Seagate純正のSSD。ノートPC向け「600 SSD」シリーズに属するモデルで、容量480GBのモデルと240GBモデルが発売されている。本体の厚みは7mmで、入荷したのはバルク品。

　同社は、5月に600 SSDのほか、データセンター・クラウドサーバー向け「600 Pro SSD」、12Gbps SAS対応のエンタープライズ向け「1200 SSD」といった同社初のSSDを発表しているが、店頭で製品を確認したのはこれが初めてだ。

　600 SSDの容量のラインナップは480GB、240GB、120GBの3種類。各容量で7mm厚のほか、5mm厚というさらに薄いタイプが用意されている。搭載NANDフラッシュはMLCタイプ。インターフェスは6Gbps SATA。

　公称の最大性能値は、シーケンシャルアクセスがリード500MB/s、ライト400MB/s、ランダム4KBアクセスがリード80,000IOPS、ライト70,000IOPS。

　また、耐久性については、1日あたりの最大ライト量が40GB、保証期間中（3年間）の最大ライト量が72TBなどとされている。

　ちなみに、BUY MORE秋葉原本店では240GBモデルのベンチマークテストの結果が掲示されており、それによるとシーケンシャルアクセスでリード507MB/s、ライト463.6MB/sといった結果だったという（CrystalDiskMark 3.0.2 x64を使用、テストサイズ1,000MB）。

　 Intel製SSD「SSD 530」シリーズ(2.5インチモデル)の120GBモデル。

　公称転送速度はリード540MB/s、ライト480MB/sで、厚さは7mm。付属品として、7mm厚→9.5mm厚への変換プレートが用意されている。

　容量240GB/180GBモデルは発売済み。

　 SiliconPower製2.5インチSATA-SSDの新モデル。容量は32GBで、最大転送速度はリード550MB/s、ライト440MB/s。

　 センチュリーのRAID機能搭載3.5インチSATA-HDD×2台用外付けケース「裸族の二世帯住宅 USB3.0&eSATA SATA6G」のバリエーションモデル。

　ユニットコムブランドとのコラボレーションモデルで、前面の扉部分に赤色の金属素材が採用されている。

　それ以外の仕様は従来モデル同様。接続インターフェイスはUSB 3.0/eSATAで、RAID 0/1やコンバイン、スタンダードといった4つの動作モードに対応している。

　 mSATA-SSDを2.5インチSSDとして使用するための変換アダプタ+カバーケースの新モデル。メーカーはAkust Technology。

　 PC/Android端末の両方に対応したUSBメモリ。メーカーはA-DATAで、容量は32GB。

　USBメモリ部分は小型Bluetoothアダプタのような形状で、Android端末に接続するためのmicroUSBアダプタがセットになっている。対応端末はAndorid 4.1以降を搭載しているデバイスとされている。

　 OTG（USB On-The-Go）に対応したスマートフォン向けのmicroSDXCカードリーダー。接続インターフェイスはMicro USB（Bタイプ）で、USB（Aタイプ）への変換アダプタが付属している。

　カラーはレッド、ブルー、グリーン、オレンジの4色。

　 4,100万画素のセンサーを搭載したNokiaのWindows Phone 8スマートフォン「Lumia 1020 + Camera Grip」のカラーバリエーションモデル。

　先週にLumia 1020単体のイエロー/ブラック/ホワイト、グリップ付きのブラックが発売されており、今回グリップ付きのホワイトが新たに発売されている。

　 LEGOブロックのように組み合わせを変えることで形を変えられるスマートフォン用のスタンド。メーカーはJEKCA。

　多数のブロックを組み合わせた製品で、ブロックを分解・組み替えることで様々なサイズのスマートフォンに対応できるという。

　カラーはブラック、ブルー、イエローの3色。なお、一度組んだブロックは手で分解することはできず、付属の工具で分解する必要がある。

　 通常サイズのSIMカードをnanoSIM対応機器で利用するための変換アダプタ。

　対応製品は不明。

　 「iOS7対応」(パッケージ)をうたうiPad mini向けのカードリーダー。

　対応カードはSDHC/micro SD/メモリースティックで、USBポートも1つ備えている。

　なお、パッケージには「今後OSがバージョンアップした際には使用できなくなる可能性がある」と書かれている。

　 操作用リモコンが付属したMHLアダプタ。「GALAXY S III用の変換コネクタが付属している」(ショップ)という。

　 にゃんこ型/わんこ型イヤホンジャックカバーの新モデル。

　胴の長い猫の黒/灰ブチモデルと、ボールを持った犬のハスキーモデルの3種類が発売されている。

　 USB -microUSB×2分岐ケーブル。メーカーはエスエスエーサービスで、充電用ケーブルとされている。

　 PC用のmicroSDカードリーダーを内蔵したショートタイプのLightning - USBケーブル。

　「カードリーダー部分はiOS機器からは認識されない」(ショップ)という。

　 iPadとiPhoneを同時に搭載できるスピーカー内蔵の充電ドック。メーカーはIPEGA。

　標準で装着されているコネクタはDockタイプになっているが、iPad miniなどで利用できるようにLightningコネクタタイプの交換アダプタが2つ付属している。交換アダプタについては、SAMSUNGのGALAXYシリーズ向けのmicro USBコネクタも1つ用意されている。

　 ソニー製モバイルバッテリーの新モデル。容量は2,800mAhで、カラーはホワイト/ブラック/レッド/クリームピンク/クリームブルーの5色。

　出力ポートは1.5Aで、約1,000回の充電が可能。

　 Bluetooth接続のラン＆ウォークセンサー。メーカーはALATECHで、販売元はセンチュリー。

　靴に取り付ける事で歩数、速度、距離、時間が計測可能なセンサーで、専用アプリ「ALA COACH+（無料）」を使うことで、歩数/速度/距離/時間のほか、GPSによる位置情報なども表示できるという。本体は防水仕様(IPX7)で、接続方式はBluetooth 4.0(Bluetooth Smart)に対応している。

　 4インチクラスのスマートフォンとほぼ同サイズのモバイルバッテリー。容量は5.000mAh。

　薄型タイプの製品で、カラーはブラックとグレーの2色が発売されている。

　 全高が約1mという巨大なタワー型水冷ラジエーター。メーカーはaqua computer。

　この製品は、サイズが960mm×310mm×310mmで、重量が15.6kgという巨大なタワー型水冷ラジエーター。高さは一般的なタワー型ATXケースの2倍ほどあり、オリオスペックによるとハイエンド構成のファンレス運用にも対応するという。

　ラジエーター本体は、アルミフィン+銅パイプ採用のラジエーター（サイズ 840mm）×4基とそれを収納するケースで構成。本体内部は空洞で、本体上部には別売りの170mm〜180mmファンが搭載可能となっている。

　なお、同店は受注生産品として取り扱っており、「実売価格は約10万円前後(為替レートによる変動あり)」、「納期は3〜4ヶ月ほどかかかる」とのこと。

　 「世界最小クラス」をうたうIEEE 802.11ac（ドラフト）/a/n対応のUSB無線LANアダプタ。5GHz帯専用のアダプタで、通信速度は最大433Mbps。

　5GHz帯専用のため、2.4GHz帯の無線LAN環境（IEEE 802.11n/g/b）では利用できないので要注意。

　カラーはブラックとホワイトの2色。

　 青軸キースイッチを採用したゲーム向けUSBキーボードの新モデル。メーカーはGAMDIAS Technologyで、国内発売元は恵安。

　マクロキーを計13個備えており、うち6つはスペースキーよりも下側部分に用意されている。32bitプロセッサや512KBオンボードメモリを搭載するほか、キーバックライト機能、USBポート+オーディオジャックを備える点もウリ。

　付属するアームレストは、キーボードに重ねることでカバーとしても使用可能。

　 高耐久スイッチを搭載したゲーム向けマウス。メーカーはGAMDIAS Technologyで、国内発売元は恵安。スイッチの寿命は「1,000万クリック」(メーカー)とされている。

　搭載するセンサーは光学式で、解像度は2,000dpi。64KBのオンボードメモリを備えている。

　 Windows 8のスタート画面を呼び出せるボタンを備えたワイヤレスマウス。メーカーはロジクールで、Windows 8ボタンはホイール下に用意されている。

　Bluetooth接続のモデルで、電池寿命は最大12ヶ月とうたわれている。

　カラーはホワイト、ブラック、レッドの3色。

　 「金の延べ板」風のマウス。ノーブランド品で、有線モデルと無線モデルが発売されている。

　いずれも、金の延べ板を模したユニークなデザインのマウスで、本体の表面には「FINE GOLD 999,9」などといったそれらしい刻印もある。

　もちろん本物の金ではないが、かなり目立つカラーであるため、散らかったデスクにあっても見付けやすいのはメリットと言えそう。

　ちなみに、似たデザインのマウスは過去にfu-bi（フウビ）から販売されたこともあるが、今回の製品は左右クリックボタンやホイールの形状などが異なっている。

　また、無線モデルについては、fu-biの製品ではやや大型のレシーバーが採用されていたが、今回は極小タイプが付属している。

　無線モデルのワイヤレスシステムは2.4GHz帯で、通信可能範囲は10m、解像度は両モデル800dpi/1,600dpiとされている。

　 低負荷の際はファンレスで動作するCORSAIR製のATX電源。容量別に550Wと750Wモデルが発売されている。

　負荷率が40%未満の時にファンレスで動作する製品で、40%を超えるとファンが回転し、ファン回転数は負荷率によって自動制御される。

　80PLUS GOLD認証を取得しており、内部電源ケーブルは着脱式を採用。同社の冷却制御システム「Corsair Link」への対応がうたわれている。

　 スリムPCと液晶ディスプレイを一体化、なんとそのまま持ち運ぶこともできるという液晶ディスプレイスタンド。発売元は上海問屋。

　この製品は、24インチ（重量2〜8kg）までの液晶ディスプレイに対応したディスプレイ用スタンドで、スリムタイプのPCと液晶ディスプレイを「一体化」できることと、上部の取っ手でそのまま持ち運べることがウリ。

　PC用ホルダーは本体背面にあり、厚さ5.5〜10.5cmまで、高さ17〜34.5cmまでのPCが設置可能。液晶ディスプレイは100×100mmまたは75×75mmのVESAマウントがあるものに対応する。

　スタンドの本体サイズは幅18×高さ46.1×奥行き31.5〜35.5cm。スタンドは高さ調節（130mm）、チルト（-15〜25度）、スイベル（360度）が可能。

　スタンドの重量は4.3kgで、ディスプレイとPCを設置するとかなり重くなるため、持ち運びを考える場合は、その点には注意が必要。

　この他、PC用ホルダーが無いディスプレイ用スタンドも同時に発売されている。

　 USBバスパワーで発光するイルミネーション用LEDの新モデル。メーカーはAkust Technologyで、カラーはホワイト、レッド、ブルーの3色

　各製品のケーブル長は28cmで、LEDの数は18個。