(2014/1/18 22:13)
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新型コントローラを搭載したOCZ製2.5インチSATA-SSD。「Vector 150」シリーズに属するモデルで、容量は480GBと240GBの2種類。同社が破産してからは初の新製品となる。
Vector 150は、19nmプロセス製造のMLC NANDフラッシュを採用した6Gbps SATA対応の2.5インチ/7mm厚SSD。
採用コントローラは、IndilinxとPLXが中心となって開発したという新型の「Barefoot 3 M00」。2012年に登場した「Vector」が採用していた「Barefoot 3」の最新版で、長期に渡ってデータの整合性を高めるというフラッシュ管理ツールが搭載、「長期間の使用においても高いパフォーマンスを実現する」(代理店のアスク)という。
また、アスクによれば採用NANDフラッシュは東芝製で、「約5年間使用し続けた場合の耐久性の目安は50GB/日で、従来製品の2.5倍」と、Vector(20GB/日)を上回る耐久性の高さもアピールしている。
容量のラインナップは480GB、240GB、120GBの3種類(120GBは未発売)。公称性能は480GBモデルが最も高く、シーケンシャルリード550MB/s、ライト530MB/s、ランダム4KBリード100,000IOPS、ライト95,000IOPS、ダーティライト(Steady State Random Write)26,000IOPSとされている。
下位モデルは一部の速度が低く、240GBモデルはランダム4KBリードが90,000IOPS、ダーティライトが21,000IOPSと、120GBモデルはシーケンシャルライトが450MB/s、ランダム4KBリードが80,000IOPS、ダーティライトが12,000IOPSとなる。
本体サイズは幅69.75×高さ7×奥行き99.7mm、重量が115g。消費電力はアイドル時0.55W、動作時2.5W。
ちなみに、OCZは昨年11月に実質的な破産状態となり、12月には東芝がOCZのSSD事業の資産譲渡契約を締結している。
ただ、「OCZ」のブランドは存続すると見られ、今年の1月17日(米国時間)付けの事業売却に関するプレスリリースでも、「東芝の財政支援により、OCZのSSDブランドは今後もエンタープライズ・コンシューマー分野をサポートし続ける」などと述べられている。