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2006年09月17日

i-RAMのバッテリーと代理店のサポート
投稿者: 久保@i 23:07 カテゴリー:その他




 製品の故障で代理店のリンクスインターナショナルに行くことになり、こういった機会はあまりないので取材をさせていただきました。

 故障した製品はGIGABYTEi-RAM。電池が写真2~3枚目のような状態となったため、「このまま使っていても大丈夫なのか?」と思い、一般人としてとりあえずサポートセンターに電話をかけてみました。他のサポートセンターとのやり取りですが、ノイズが入るサウンドカードの問題を問い合わせた時に、「仕様です」の一点張りで片付けられたり、ビデオカードが不良品だった時に「お客さんがわざと壊したんでしょ」的な対応をされたりといい経験がなかったので、今回も「仕様です」の一言で終わりになることも覚悟していたのですが・・・、いざ電話をかけ、状況を話すと快く修理を受け付けてもらえ、嬉しい誤算となりました。

 電話では、「リチウムイオン電池の特性上、個体差や使用環境によっては膨張してしまうものもある」という原因や、「膨張してしまうと劣化により電池の使用可能時間が短くなることがある」というデメリットの説明を受けました。あまり言いたくないと思われるデメリットをこちらが聞く前に説明してくれ、そうしたサポートの丁寧さには感動しました!アフターサポートがいいとまたそこの製品を買おうと思ったりするわけで、こういう部分はやはり大事だと思います。通常、代理店の修理を受ける際は郵送で荷物を送りますが、今回は持込みでもかまわないとのことだったので、持ち込み前にAKIBA PC Hotline!の記者としてアポを取り、取材をさせていただきました。

 取材時に担当の方に聞いたところ、代理店のサポートを受けるのは初心者の方が多く、マザーボードのBIOS更新や設定方法などをよく聞かれるそうです。今はIntelの965系マザーボードが出たばかりなので、機能のことや、RAIDの設定について聞かれることが多いとのことでした。サポートセンターからは毎週メーカーに情報を送っており、メーカーのFAQのページに情報は反映されているそうです。何か問題があった場合はまずメーカーのFAQを見てもらえると助かるとのことなので、サポートセンターに電話やメールをする前に一度見てみるといいかもしれません。

 i-RAMに関しては、膨張したまま使用しても爆発や発火の危険は無いとGIGABYTEから聞いているそうです。現物を見てもらったところ、「電池の劣化による使用時間の低下もありますが、見た目がかなり悪くなるのも大きいデメリットですよね~」と話していました(笑)。自分のものは保証期間内だったので無償修理でしたが、保証期間終了後もメーカーに在庫がある限り有償での修理が受けられるそうです。電池だけストックできれば万が一電池が故障した際も交換でき、いざという時に安心なので、「販売してもらえないか」と聞いてみたところ、残念ながら電池単体の販売予定は無いそうです。ただし、要望があればメーカーには伝えてくれるとのこと。現状、電池を交換する手段が無いので、自分のように電池が膨張してしまい、気になっている人がいればサポートセンターに問い合わせてみるといいかもしれませんね。

 
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