ボクたちが愛した、想い出のレトロパソコン・マイコンたち

さまざまなメーカーから数多くの機種が登場したデータレコーダたち(中編) ~ ナショナル RQ-8050とサンヨー MR-22DR ~

今回は、3メーカーの6機種を取り上げました。NECや富士通、シャープの御三家モデルではないので、MSXなどを使用していた人に馴染みがある機種かもしれません。

 想い出に残る、懐かしのマイコン・パソコンを写真とともに振り返る本コーナー。今回は少し趣向を変えて、当時の周辺機器を取り上げる番外編として、「データレコーダ・そのほか編1」(前編・中編・後編の計3回連載)としました。

 マイコン・パソコンの記録媒体として長らく使われた(そして、今でも使われている)のがカセットテープですが、そこへデータを記録したり読み出すための専用ハードがデータレコーダでした。一般的なラジカセなどでもデータの保存や読み込みは可能ですが、確実にセーブやロードを行うには専用の機器が欠かせません。1980年代前半には、NECをはじめとした各社からさまざまなモデルが発売されていましたが、今回は主にMSXパソコンをリリースしていたメーカーから登場したデータレコーダをピックアップしてみました。

ナショナル RQ-8050

本体はシルバーのカラーリングで、ボタンやスイッチ類がグレーで色づけられていました。本題左側の上からフェーズシフトスライダ、フェーズオンオフ切換スイッチ、スピーカモニタオンオフ切換スイッチ、電源ボタンと並んでいます。

 RQ-8030が据え置き型だったのに対して、平置き型として登場したのがRQ-8050でした。発売されたのはRQ-8030よりも後の、1985年のようです。価格に関しては不明ですが、RQ-8030よりはお安い値段だったかと思います。

 こちらもデータレコーダではなくプログラムレコーダと名付けられていて、ロード中にFFまたはREVボタンを押せば、音を出しながら早送りや巻き戻しが出来るTPS機能を搭載してました。RQ-8030と同じく2400ボーにも対応していたほか、フェーズシフトが切り替えスイッチではなくスライダになっていたのがユニークなところです。

 平置き型の場合、電源が乾電池だったりACアダプタだったりする場合が多いですが、本機は電源を内蔵しているため電源コードが直接出ています。このため、使用時にいちいち乾電池やACアダプタを探す必要がないのがありがたい部分でもありました。

背面には電源コードと、その隣にCMT OUT(WHITE)、REMOTE(BLACK)、CMT IN(RED)が並んでいました。左右側面にはスイッチ類はなく、シンプルです。

サンヨー MR-22DR

正面には操作ボタンが並んでいて、その右側にP.M.SWITCHが、手前側にロードレベルスライダとTAPE SPEED切換ボタン、PHASE切換ボタン、MONITORオンオフボタンが配置されています。

 三洋電機株式会社から発売されていたデータレコーダです。こちらのメーカーは、録音出来る機能を持ったレコーダには1960年代からMRの型番を使用していて、データレコーダでもそれが受け継がれた形となっています。発売されたのは1984年から85年にかけてのようですが、価格は調べてみたものの判明しませんでした。ただ、他の2機種がどちらも12,800円だったことを考えると、本機も12,800円の可能性が高そうです。

 左右の幅がコンパクトになっている分、ボタンもやや小さめです。最大の特徴は、P.M.SWITCHと呼ばれる切換スイッチで、一番上のMODE 1に設定するとロードレベルが固定されてプログラムのロードを行う仕組みになっていました。その場合は、ロードレベルのスライドを動かしても、ロードレベルが変わることはありません。この状態でうまくロード出来ない場合は、切換スイッチをMODE 2やMODE 3へ移動させ、ロードレベルスライダでロードレベルを調整するようになります。

 テープスピードボタンはNORMALとHIGHの2段階に設定出来るので、倍速ロード・セーブも問題ありません。また、フェーズ切換ボタンとモニタボタンもついているので、ほとんどのパソコンで使用することができました。実際、現在も使用していますが、機種問わずロード成功率が高いため重宝しています。

 ちなみに、箱には愛称として“pasomate22”と表記されているのですが、マニュアルや本体にはその記載が見あたらないのが不思議なところでした。

背面には端子のみが並んでいて、左からREMOTE、LOAD、SAVE、TV INとなっていました。