石田賀津男の『酒の肴にPCゲーム』
Amazonプライムデーで買いたい! 筆者イチオシのゲーミングデバイス3点
2026年7月9日 09:05
Amazonのビッグセール「プライムデー」が7月13日まで開催されている。月額600円のAmazonプライム会員限定のセールだが、多数の商品が値引きされるほか、ポイント還元率も高くなっている。
特典ポイントの受け取りはセールの40日後となるため、2カ月分のAmazonプライム契約が必要になるが、ゲーミングデバイスを1つ買えば元は取れるくらいのものだ(セール価格で買いたいだけなら1カ月分で問題ない)。
今回は、筆者がゲーミングデバイスを今買うならこれ! という製品をご紹介したい。筆者の好みも多いに反映されるが、長年PCゲームをプレイし、ゲーミングデバイスを見てきた経験を活かして、決して損はさせないチョイスにしたつもりだ。なお本稿で示すセール価格は7月7日時点のもので、価格は変動する場合もある。
日本製60%キーボード「ZENAIM KEYBOARD2 mini」
キーボードのおすすめは、東海理化のゲーミングブランドであるZENAIMの「ZENAIM KEYBOARD2 mini」。ZENAIMを象徴する製品で、キーストローク1.9mmのロープロファイル設計になっている。
特徴は、最高品質のキースイッチだ。端押ししても引っかからないのは当たり前。指を置いた時のキートップのがたつきが極めて少なく、どこを押しても真っすぐなめらかにストロークする。またキーを押した時と荷重と、離した時の反発力がとても近く、指に吸い付くような感触がある。
ラピッドトリガーやSOCDクリーナーといったトレンドをきっちり押さえているだけでなく、温度変化による磁気スイッチの感度補正機能も搭載し、常に安定したパフォーマンスを発揮する。ポーリングレートが1,000Hzである点が他社に唯一後れを取るが、それを補って余りある、メイドインジャパンの品質の高さが光る。
価格は15%オフの27,863円で販売されている。本機はコンパクトな60%キーボードだが、ほかにテンキーレスモデルもある。
ラピッドトリガー対応マウス「PRO X2 SUPERSTRIKE」
マウスのおすすめは、ロジクールの「PRO X2 SUPERSTRIKE」。重量61gのワイヤレスマウスで、見た目は5ボタンのシンプルな製品だ。
特徴は「ハプティック誘導トリガーシステム(HITS)」を採用した左右クリックのスイッチ。ゲーミングキーボードのようにラピッドトリガー機能を搭載したアナログスイッチを採用し、最高速でのクリック入力を狙っている。
ただしアナログスイッチには、スイッチをオン・オフする感覚がなく、入力した感じが得られないという問題がある。そこで本機では「HITS」によりクリック感を作り出し、強さを自在に調整できるようにしている。自分が思ったとおりのクリック感が得られるだけでなく、より反応速度が上がったように感じられて面白い。
その他の性能も、最大44,000dpiの解像度、最大加速88Gなどハイエンド仕様。軽さにおいては他社製品に譲るが、ラピッドトリガー搭載の高速クリックと「HITS」によるクリック感の良さは他にはない。またアナログスイッチの採用による静音性の高さや、耐久性の高さも期待できる。
価格は23,850円。サイズ感は一般的で、重さも最近のハイエンドにしてはこれでもやや重い部類に入ってしまうが、そこが好みに合わないのでないならおすすめできる。
5種類の速さが選べるマウスパッド「Razer Gigantus V2 Pro」
マウスパッドのおすすめは、Razerの「Razer Gigantus V2 Pro」。同社は「Razer Gigantus V2」という製品も展開しているが、こちらは全く別の商品なのでご注意。
本製品は同じ製品名の中に、滑りの違いで5種類の製品を展開しているのが特徴。サイズは同じながら、表面素材とクッション材を変更することで、ユーザーが好む感触を得られるようになっている。
一般的なマウスパッドの製品は、単品の性能の良し悪しで判断するしかないが、本製品であれば同じ製品の中で好みの滑りを選べるので、製品比較がとてもやりやすい。メーカーからすると、販売数も5分割されそうで、かなりリスクのある売り方だが、ユーザーにとっては本製品をベースに自分の好みを割り出すことすらできる。
もちろんクオリティも高く、オプティカルセンサーに最適化された表面素材や、耐久性を高める端のステッチ加工など、性能面でも妥協はない。ただしサイズは500×480mmの1パターンで、置き場に困らないならばという条件はつく。
価格は各8,980円。セールの値下げは今のところないようだが、期間中はポイント還元率は上がるので、その分だけお得ではある。
ちなみに最近のゲーミングマウスはとても軽くなっており、そのぶんマウスパッドに沈み込みにくくなって、滑りが良くなっている。軽量のマウスでも従来通りのストッピング感覚を得たい場合は、柔らかめのマウスパッドを選ぶといい(本製品で言えばコントロール寄りにする)。
好みに応じたデバイスを探す楽しみ
今回は筆者が今買うならという前提で、それぞれ1品だけを選んだ。本当はあれやこれや語りたい製品は他にもあるし、ヘッドセットやゲームパッド、モニターなども語りたいところだが、また別の機会にさせていただく。全部購入すると約6万円と、セールがあっても結構なお値段だが、現状最高レベルの製品であることは確かで、多くの方にご満足いただけるはずだ。
ただ、ゲーミングデバイスは人によって好みが大きく分かれる。筆者もキーボードは軽荷重がいいし、マウスはなるべく小型を選びたいし、マウスパッドは滑りのいい布系限定、ヘッドセットは肩こりが辛くて長時間使えない。
そういう好みや制約の中で、自分に合うデバイスを探すのも楽しいもので、筆者にとっては趣味の1つになっている。これらの製品をベースに、自分にとってより良いデバイスを探していただければと思う。

1977年生まれ、滋賀県出身
ゲーム専門誌『GAME Watch』(インプレス)の記者を経てフリージャーナリスト。ゲーム等のエンターテイメントと、PC・スマホ・ネットワーク等のIT系にまたがる分野を中心に幅広く執筆中。1990年代からのオンラインゲーマー。窓の杜で連載『石田賀津男の『酒の肴にPCゲーム』』(AKIBA PC Hotline!に移動)、『使ってわかるCopilot+ PC』などを執筆。
・著者Webサイト:https://ougi.net/
PCゲームに関する話題をコラム形式でお届けする連載「石田賀津男の『酒の肴にPCゲーム』」。PCゲームファンはもちろん、普段ゲームを遊ばない方も歓迎の気楽な読み物です。






