パワレポ連動企画

ゲームに向いたCPUはどれだ！？

【パワレポ連動：徹底ベンチで分かった！用途別ベストパーツ（9）】

DOS/V POWER REPORT編集部
AKIBA PC Hotline!編集部

2016年10月6日 17:05

DOS/V POWER REPORT 2016年11月号

　こだわりの自作PC専門誌「DOS/V POWER REPORT」の特集をほぼまるごと紹介するこのコーナーでは、「2016年11月号」の総力特集「主要8ジャンルの人気・注目製品を一斉検証！徹底ベンチで分かった！用途別ベストパーツ」を掲載する。

　第9回目では、CPUに内蔵されたGPUの性能を検証する。また、GeForce GTX 1080とGTX 1060を搭載した際に、CPUが変わるとどの程度フレームレートが変化するかどうかも合わせて紹介する。

　本特集が掲載されているDOS/V POWER REPORT 2016年11月号は全国書店、ネット通販にて9月29日(木)に発売。特別企画は、見た目も機能も結構違う？「“Anniversary Update”で何が変わった？ Windows 10最新事情」、わずかな掛け金で賢くリスク回避「知らないあなたはきっと損をしている！「パーツ保証制度」活用のススメ」、高価な機器を買わなくても雰囲気は楽しめる「スマホを取り付けるだけでめくるめく360°の仮想世界へ！激安VRグラス、こんなにあります」を掲載。人気の連載記事、髙橋敏也氏による「髙橋敏也の改造バカ一台」や本Web連載中のAKIBA限定!わがままDIY＋の本編「わがままDIY」も掲載だ。

　今号の特別付録は、2大小冊子「VRゲーム対応から多画面構築向きまでGeForce、Radeon搭載製品が勢揃い！最新ビデオカードカタログ 2016」と「持っててよかったが必ず見付かる自作力強化アイテム60」。あると便利なことがあるアイテムを一挙掲載。

-徹底ベンチで分かった！用途別ベストパーツ-
ゲームに向いたCPUはどれだ！？

必要な性能の見きわめが賢い選択のコツCPU編

　このところのCPU市場はしばらく落ち着いた状態が続いており、じっくりと製品を比較検討して選べる状態だ。

　ここではプラットフォームの違い、コア数の違いなどを整理した上で、ベンチマークテストを通じて用途ごとにオススメのCPUを選定してみよう。

ゲームに向いたCPUはどれだ!?

3DMark－Sky Diver
3DMarkのSky Diverテストは、内蔵GPU環境を想定したDirectX 11ベースのテスト。Fire Strikeよりも描画負荷が低く、CPUコアの影響もそれなりにある

　最近のCPUは、内蔵GPU性能の進化も著しい。Webブラウザベースなど描画負荷の軽いゲームなどは内蔵GPUの守備範囲だ。ここでは内蔵GPUの3D描画性能を計測するため、Futuremarkの標準3Dベンチマークテスト「3DMark」の中からDirectX 11ベースの内蔵GPU向けのテストであるSky Diverを利用した。

　Intel CPUの最速はLGA1151最上位のCore i7-6700Kで、Core i7-6700やCore i5-6600Kもそれほど差がない。ただ、クアッドコアでクロックも高いこの3モデルと、これ以下のCPUのスコアは少し差がある。なかでもCore i5-6400はCore i3やPentiumにも逆転を許している。これはGPUの最大クロックが950MHzであり、Core i5-6600Kより200MHz、Core i3-6100やPentium G4500より100MHz低いことが影響したのだろう。また、Celeron G3900は、Pentium G4500から大きく離されている。これはGPUがEUを12基しか持たないHD Graphics 510であることが大きい。

　AMDの2モデルはLGA1151最速のCore i7-6700Kのさらに上をいく。A10-7890Kは約36％、7860Kでも約23％上回るスコアをマークしている。

3DMark v2.1.2973

【ビデオカードを活かせるCPUはどれだ？】

　本格的な3DゲームやVR環境では内蔵GPUでは力不足でビデオカードが必要だ。性能の大部分はビデオカードで決まるが、その性能をきちんと発揮させるためにはCPU性能も重要だ。ハイエンドのGeForce GTX 1080とミドルレンジのGeForce GTX 1060環境でCPUを変えてテストした結果が右のグラフ。CPUの影響は平均fpsでは目立たないが、最低fpsに影響が出ている。ハイエンドではCore i7、ミドルレンジはCore i5が無難だろう。

GTX 1080には

ディビジョン（ウルトラ画質設定、フルHD）
CPU負荷もかなり高い。平均フレームレートで見るとあまり変わらないが、Core i5-6600Kは最低フレームレートが若干もの足りない

GTX 1060なら

ライズオブザトゥームレイダー（高画質設定、DirectX 12、地熱谷、フルHD）
この設定ではCore i5でもまだきついが、とくにCore i3やPentiumでは最低フレームレートの落ち込みが目立つ

【ビデオカードを活かせるCPUはどれだ？の検証環境】

マザーボード：ASUSTeK X99-A II（Intel X99）、GIGA-BYTE GA-Z170X-UD5（rev. 1.0）（Intel Z170）
メモリ：センチュリーマイクロ CK16GX4-D4U2400（PC4-19200 DDR4 SDRAM 16GB×4）
ビデオカード：ASUSTeK GTX1080-8G（NVIDIA GeForce GTX 1080）、NVIDIA GeForce GTX 1060 Founders Edition
SSD：Intel SSD 730 SSDSC2BP480G4R5（Serial ATA 3.0、MLC、480GB）
OS：Windows 10 Pro 64bit版
ディビジョン：プリセットを“ウルトラ”に設定後、内蔵ベンチマークを起動し、ベンチマークシーケンス全体のフレームレートを「Fraps」で測定
ライズオブザトゥームレイダー：画質プリセットを“高”に設定し、内蔵ベンチマークモードを使いフレームレートを測定

[Text by 鈴木雅暢]

【DOS/V POWER REPORT 2016年11月号は9月29日(木)発売】

★総力特集「主要8ジャンルの人気・注目製品を一斉検証！徹底ベンチで分かった！用途別ベストパーツ」
★特別企画「“Anniversary Update”で何が変わった？ Windows 10最新事情」「知らないあなたはきっと損をしている！「パーツ保証制度」活用のススメ」「スマホを取り付けるだけでめくるめく360°の仮想世界へ！激安VRグラス、こんなにあります」
★連載「最新自作計画～9万円で作る今ドキMini-ITX PC～?」「自作初心者のための[よくある質問と回答]」「New PCパーツコンプリートガイド」「激安パーツ万歳!」「髙橋敏也の改造バカ一台」「PCパーツスペック＆プライス」「全国Shopガイド」「DOS/V DataFile」
★ 特別付録小冊子「VRゲーム対応から多画面構築向きまでGeForce、Radeon搭載製品が勢揃い！最新ビデオカードカタログ 2016」「持っててよかったが必ず見付かる自作力強化アイテム60」(雑誌のみ別途付録、電子版は巻末に収録)
★ 雑誌を買うと電子版（PDF）を無料ダウンロード可能
★ 毎月700円(税込)で最新号が読める直販電子版月額プランも受付中
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