パワレポ連動企画

高負荷に強い電源ならコレ!Super Flower「LEADEX VI PLATINUM PRO 1000W」

DOS/V POWER REPORT 2023年冬号の記事を丸ごと掲載!

Super Flower Computer LEADEX VI PLATINUM PRO 1000W

低ノイズで+12Vにも安定感!高負荷に強い電源ならコレ

密な中でも整然とした内部。一見して伝わる高い技術力
高品質な日本メーカー製コンデンサを採用。レイアウトも独特なものがあり、ヒートシンクもエアフローをよく考えた配置となっている
ファン:12cm角(底面)●電源コネクタ:ATX20/24ピン×1、ATX/EPS12V×2、Serial ATA×12、ペリフェラル×4、PCI Express 6+2ピン×8
型番出力奥行き実売価格
LEADEX VI PLATINUM PRO 1000W1,000W15cm28,000円前後
LEADEX VI PLATINUM PRO 850W850W15cm27,000円前後
消費電力アイドル時:52.2W/高負荷時:614W
動作音アイドル時:36.9dB/高負荷時:37.1dB
※準ファンレス機能OFF時、ON時は暗騒音以下

 過去にGold認証モデルのLEADEX V Gold PRO 1000Wを検証しているが、Platinum認証モデルの本製品も、製品の性格や設計思想は同一のようだ。

 奥行きの短さから部品密度は高く、熱源とコンデンサが近い部分もあるが、そうした部分にはヒートシンクを配置。コンデンサも高品質。そして発熱量の大きな回路は中央の1次側コンデンサの外周に置かれている。

 エアフローを効率的に当てつつ、背面へとスムーズに流すための配置だろう。

ケーブルレイアウトの自由度アップで配線がカンタン
同社のスーパーコネクタは、EPS12VやPCI Express、Serial ATAなどのコネクタが共通化されており、どこに挿してもOK

 電圧測定では、1,000W向けに今回用意したRTX 3090を用いた検証環境では唯一本製品のみATX規格の下限を下回ることない結果だった。PCI Expressの安定性は非常によく、降下幅は0.3V、ATX24ピンも0.5V、EPS12Vも0.4Vの降下幅でともに持ちこたえている。短周期・長周期のノイズもフラットに近い優秀な成績を見せている。

PCI Expressは0.25V程度の降下幅で安定性がよい。高性能ビデオカードの運用を第一に考えるなら注目の結果だ
ほとんどフラットと言ってよい波形だ。80PLUS Platinum認証でこの結果は特筆すべきもの
左の短周期よりはスパイクが目立つものの、うねりもないきれいな波形だ
【検証環境】
CPUAMD Ryzen 9 5900X(12コア24スレッド)
マザーボードMSI MPG X570 GAMING PRO CARBON WIFI(AMD X570)
メモリKingston HyperX Savage DDR4 HX430C15SBK2/16(PC4-24000 DDR4 SDRAM 8GB×2)
ビデオカードNVIDIA GeForce RTX 3090 Founders Edition(1,000W環境で利用)、ZOTAC GAMING GeForce RTX 2080(NVIDIA GeForce RTX 2080、750W環境で利用)
SSDSolid State Storage Technology Plextor M8Se(G)シリーズ PX-512M8SeG[M.2(PCI Express 3.0 x4)、240GB]
OSWindows 11 Pro
室温20℃
暗騒音34.8dB
アイドル時ベンチマーク終了10分後の値
高負荷時3DMarkを実行中の最大値
動作音測定距離ファンから約15cm
電力計Electronic Educational Devices Watts Up? PRO
電圧計測方法三和電気計器 PC-20を3台使用し、各コネクタの電圧を計測
リプル計測方法Pico Technology PicoScope2204を使用しアイドル時に計測

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 今回は、DOS/V POWER REPORT「2023年冬号」の記事をまるごと掲載しています。

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