夏のイチオシ!PCパーツ特集

リード最大7,000MB/sのゲーミングSSDに4TBモデルが登場!「CFD販売」の最新SSD戦略

ライトも7,000MB/sに迫る最高速SSDからエントリー製品まで多数ラインナップ

 各国のPCパーツを国内に紹介する販売代理店として、また自作PCファンならご存じの“玄人志向”ブランドを有することでも広く知られるCFD販売。自社ブランド製品として、メモリモジュールやストレージ製品も展開しているが、最近ではSSDが充実。シーケンシャルリード5,000MB/sクラス、いわゆる“第1世代”のPCI Express 4.0対応のNVMe SSDをいち早く市場に投入。あえてヒートシンクを標準装備としないことで製品のコストを抑え、かつ大型化が進むマザーボードのSSDヒートシンクが有効活用できるということで好評を博したことは記憶に新しい。

最速クラスのSSDが4TBに到達「CFD PG4VNZ」シリーズ

 そんなCFD販売の最高クラスのSSDは、ゲーミング向けブランド“CFD Gaming”のNVMe SSD「CFD PG4VNZ(CSSD-PG4VNZ)」シリーズだ。Phison製のPS5018-E18コントローラを採用し、最大シーケンシャルリード7,000MB/s、最大シーケンシャルライト6,850MB/sに達する、現在市場最高速クラスの製品だ(2GBモデル)。500GB/1TB/2TBのラインナップで2020年10月に登場したCFD PG4VNZだが、今夏新たに4TBモデルが追加されるとのことだ。

「CFD PG4VNZ」シリーズに新たに加わった4TBモデル「CSSD-M2M4TPG4VNZ」

 2.5インチ/Serial ATA接続のSSDでは4TB超の製品も少なくないが、CFD販売によると、M.2形状、それも最速7,000MB/sクラスのPCI Express 4.0対応SSDとしては、コンシューマ市場向け製品としては初となるとのこと。コントローラやNAND(Micron製3D TLC NAND)は従来モデルと同様だが、DRAMキャッシュは1TBモデルの4倍、2TBモデルの2倍の容量となる4GBに増量。公称リード/ライト速度は2TBモデルから据え置かれているが、TBW(Total Byte Written/総書き込み容量)は2TBの1,400から3,000にまで伸びている。

 従来と同様に空き容量に応じたパフォーマンス制御、効率的な命令処理、耐久性とパフォーマンスを高めるSLCキャッシュ技術などを搭載。製品保証期間は4TBモデルもこれまでと同じく5年間。

コントローラは今回もPhison製、NANDはMicron製3D TLC NAND

 なおCFD販売によると、現時点で具体的なスケジュールはまだ公表できないが、今夏以降さらなるPCI Express 4.0対応の新製品を多数計画中とのことだ。

ほどよい価格と扱いやすさが魅力「CFD Selection EG2VNQ」

 CFDブランドのSSDとしてはこのほか、エントリー~ミドルレンジ層向けの手ごろなラインナップを揃える“CFD Selection”ブランドの製品も多数展開されている。M.2形状の最新モデル「CFD Selection EG2VNQ」シリーズは、500GB/1TB/2TBまでの3ラインナップからなる手ごろな価格設定のPCI Express 3.0対応のNVMe SSDだ。コントローラはPhison製エントリーモデルのPS5013-E13Tで、全モデルともに最大シーケンシャルリード2,400MB/s、最大シーケンシャルライト1,750MB/s、NANDは3D TLC NAND(キオクシア製BiCS4またはMicron製)。

エントリー向けながらしっかり2TBモデルも用意された「CFD Selection EG2VNQ」。キャライラスト付きのPG系に対し、こちらはシンプルなパッケージ

 ノートPCなどでも使用しやすい片面実装も特徴の一つ。実売価格は500GBモデルが8,000円前後、1TBモデルが13,000円前後、2TBモデルが26,000円前後。TBWは非公開だが、MTBF(平均故障間隔)は1,500,000時間、保証期間は3年。

コントローラはPhison製のエントリーモデル。NANDはキオクシアまたはMicronの3D TLC NANDを採用するという

[制作協力:CFD販売]