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NVIDIAの最新GPU「GeForce GTX 1070」が発売、実売56,800円から
Founders Editionのほかにオリジナルクーラーモデルも登場
2016年6月10日 22:00
Pascalアーキテクチャを採用したNVIDIAの新型GPU「GeForce GTX 1070」が登場、10日(金)22時に販売が解禁となった。
今回、登場したのはGALAX、GIGABYTE、Inno3D、MSI、Palit、ZOTAC、玄人志向の各モデルで、大半はリファレンスデザインのビデオカード「GeForce GTX 1070 Founders Edition」だが、GALAXと玄人志向からはオリジナルクーラーを搭載したモデルも発売されている。店頭価格は税込56,800~64,780円前後。
当日、夜間販売を実施したのは、ドスパラパーツ館、ツクモeX.パソコン館、BUY MORE秋葉原本店。このほか、ツクモパソコン本店、ツクモDOS/Vパソコン館、パソコンショップ アーク、ソフマップ 秋葉原 本館などが、11日(土)から販売予定。
GeForce GTX 980を上回る性能、メモリはGDDR5 8GBを搭載
GeForce GTX 1070は、先日発売されたNVIDIAの最上位GPU「GeForce GTX 1080」の下位にあたるモデル。GPUエンジンのスペックは、CUDAコア数が1,920基、動作クロックがベース1,506MHz、ブースト時1,683MHz。メモリはGDDR5 8GB搭載(8GHz駆動)で、バス幅256bit、バンド幅256GB/sec。TDPは150W。僚誌PC Watchの製品レビューによるとGeForce GTX 980を上回る性能を持つという。
今回、多くのメーカーから発売されたGeForce GTX 1070 Founders Editionは、上位であるGeForce GTX 1080 Founders Editionと同じ外観のクーラーを搭載したモデルで、違いはブラケット付近にある「GTX 1070」の文字のみ。隣接スロット占有タイプで、補助電源コネクタは8ピン×1、映像出力はDisplayPort×3、HDMI×1、DVI-D×1となっている。
一方、GALAXと玄人志向からはFounders Editionのほかに、オリジナルクーラーを搭載したモデルも発売されている。GPUやメモリの動作クロックなど、クーラー以外の仕様はFounders Editionと同じだが、店頭価格はオリジナルクーラーを搭載したモデルの方が、最大で6,000円ほど安価になっている。
一部ショップは10日22時から夜間販売を実施、計30名前後のファンが購入
10日(金)22時の販売解禁にあわせて、ドスパラパーツ館、BUY MORE秋葉原本店、ツクモeX.パソコン館の3店舗は夜間販売を実施した。
GeForce GTX 1080の夜間販売時は、抽選販売に120名以上の人が殺到するほどの盛り上がりを見せたが、今回はそういった騒ぎもなく、各店10名前後のファンが集まり、落ち着いた雰囲気の中で販売は終了した。
ちなみに、事前に抽選販売を告知し、開店時から準備をしていたドスパラパーツ館は、在庫数が抽選に参加した人の数を上回るという予想外の結果に終わった。