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Iris Plus内蔵の新型Intel NUCがデビュー、Core i7など計3モデル

最上位はTDP28W/ターボ時4GHzの「Core i7-7567U」搭載

 モバイル向けのKaby Lake-Uシリーズを搭載したIntel NUCの新モデルが登場、Core i7採用のNUC7i7BNH(BOXNUC7i7BNH)と、Core i5採用のNUC7i5BNH(BOXNUC7i5BNH)、NUC7i5BNK(BOXNUC7i5BNK)の計3モデルが発売された。

 店頭価格はCore i7モデルが税込68,900~69,660円、Core i5モデルが税込56,800~57,480円。

 販売ショップはパソコンショップ アークドスパラパーツ館ツクモeX.パソコン館ツクモパソコン本店テクノハウス東映パソコン工房 秋葉原BUYMORE店でも販売しているが、NUC7i5BNKは売り切れたという。

「Iris Plus Graphics」内蔵CPUを搭載した小型PC、Core i5モデルのTDPは15W

NUC7i7BNH
NUC7i7BNH
NUC7i7BNH
NUC7i7BNH
Core i5搭載の2モデル
NUC7i5BNH
NUC7i5BNK
NUC7i5BNK

 これらは、Iris Plus Graphics内蔵のCPU「Core i7-7567U」や「Core i5-7260U」を搭載したIntel NUC規格のPC自作キット。CPUはどちらもKaby Lake世代のモバイル向けプロセッサで、2コア/4スレッドで動作する。

 それぞれのCPUのスペックは、Core i7-7567Uがベース3.5GHz/ターボ時最大4.0GHzでTDP28W、Core i5-7260Uがベース2.2GHz/ターボ時最大3.4GHzでTDP15W。GPUはCore i7がIris Plus Graphics 650(最大1,150MHz動作)、Core i5がIris Plus Graphics 640(最大950MHz動作)を内蔵しており、両者ともに64MBのeDRAMを統合している。

 Core i7を搭載したNUC7i7BNHとCore i5を搭載したNUC7i5BNHは、CPUを除くと外観や仕様は同じで、本体サイズは115×111×51mm。ストレージは2.5インチSATA-SSD/HDD用×1(厚さ9.5mmまで)とM.2(PCIe Gen3 x4またはSATA3)×1を搭載でき、Intel Optane Memoryにも対応している。

 今回唯一の薄型筐体となるCore i5搭載のNUC7i5BNKの本体サイズは115×111×35mm。ストレージはM.2(PCIe Gen3 x4またはSATA3)×1のみで、2.5インチベイは搭載しておらず、Intel Optane Memoryもサポートしていない。

 その他の仕様は3モデル共通で、メモリスロットがDDR4-2133対応のSO-DIMM×2(1.2V、最大32GB)。搭載デバイスはThunderbolt 3(USB-C)×1、HDMI 2.0×1、サウンド(ヘッドホン/マイク)、1000BASE-T LAN(Intel I219-V)、IEEE 802.11ac無線LAN+Bluetooth 4.2(Intel Wireless-AC 8260)、USB 3.0×4(前面と背面に各2ポート、うち前面1ポートは充電対応)、USB 2.0×2(内部ヘッダピン)、Micro SDXCカードリーダー(UHS-I対応)など。

 3モデルとも対応OSはWindows 10(64bit)のみとなっており、保証期間は3年間。付属品は65W ACアダプタ、VESAマウントブラケットなど。

[撮影協力:ドスパラパーツ館パソコンショップ アーク]