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PC-98の”ピポッ”音を再現するPCIeカードが登場

組み立てが必要な工作キット、実売2,160円

(8/24 3:00更新)売り切れを確認
組み立てたサンプル機

 PC-98シリーズの「ピポッ」音を再現するというPCIeカードが登場、サークル「Project C」による電子工作キット「PCI Express x1スロット用PC-98シリーズ起動音ジェネレータキット」が家電のケンちゃんで23日(水)発売された。

 販売価格は税込2,160円。なお、初回入荷分については即日完売し、次回入荷の時期は未定という。

PC-9800シリーズの起動音「ピポッ」を最新PCでも鳴らすことができる電子工作キット

 これは、PC-9801/9821シリーズの起動時のビープ音「ピポッ」を鳴らすことができるという電子工作キット。

 パッケージには基板や抵抗、スピーカーなどのパーツが入っており、組み立てるとPCIe x1接続の小型カードが完成する。そのカードをマザーボードのPCIeスロットに装着しておくと、PCの電源をONにした時やリセットをした時に「ピポッ」が鳴るようになる。付属のマニュアルによれば、PCIeの#PRESET信号をトリガとして動作しているとのこと。

 似たような製品は2014年に電子工作キット「国民機起動音発生装置 PiPo Ver.6.2」が登場しているが、今回の製品ではPCIeカード型になっている点が特徴。

組み立てが必要な電子工作キット
基板に各パーツを実装した様子
PC-9800シリーズの起動音を鳴らすことができる

 「ピポッ」音の再生については、基板上のスピーカーユニットのほかに外部スピーカーでも可能になっている。どちらで再生するかは短絡するジャンパピンによって切り替わる仕組み。

 組み立てるには、はんだ付けなどの作業をしなければならないが、必要なパーツは全てパッケージに入っており、追加で購入する必要はない。なお、マニュアルや回路図などはDropboxで公開されている。

 基板サイズは48×48mm。

組み立て後の基板裏面の様子
組み立てについて
パッケージ

[撮影協力:家電のケンちゃん]