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ラズパイを“SCSIデバイス化”する変換基板に新モデル、「あいぼむ版 RaSCSI Adapter」が店頭販売中
レトロPC向け
2017年9月6日 07:05
Raspberry PiをレトロPC向けに“SCSIデバイス化”する変換アダプタに新モデルが登場、「あいぼむ版 RaSCSI Adapter」が家電のケンちゃんで販売された。
GIMONS氏が開発したSCSIデバイスエミュレーター「RaSCSI」に対応した同人ハードで、ハードの製作はサークル「あいぼむプロダクツ」が行っている。
PC側のインターフェイスがアンフェノールハーフピッチと、標準ハーフピッチコネクタの2種類が用意されており、店頭価格はいずれも税抜き12,019円(税込12,980円)。なお、7日(木)時点でどちらも完売となっている。
Raspberry PiのGPIOをSCSI接続で使用できるようにするインターフェイス変換機
これは、Raspberry PiのGPIOをSCSI接続で使用できるようにするインターフェイス変換機。変換機を利用することでRaspberry Piを“SCSIデバイス化”し、X68000やPC-98、FM-TOWNSといったレトロPCの仮想ディスクドライブ(HDDやMOなど)として認識させることができるという。
同種の製品は先月、「RaSCSI GAMERnium版」が発売されているが、今回の製品はハードの製作者が異なるほか、SCSIドライブから直接イメージを作成することができる「イニシエータモード」に対応する点が特徴。
なお、使用するにはGIMONS氏のWebサイトで公開されているソフトウェアと、あいぼむプロダクツのWebサイトで公開されているバイナリデータを組み合わせる必要があるという。
アクティブターミネータのON/OFF切り替えにも対応しており、基板の裏面に切り替えスイッチが用意されている。
ちなみに、同店ではRaSCSI GAMERnium版の次回生産分の予約を受け付け中で、こちらは9月中旬頃に入荷が予定されている。
[撮影協力:家電のケンちゃん]