ニュース
Intel VROC対応の拡張カード「HYPER M.2 X16 CARD」が発売、価格は5,800円
CPUのPCIeレーンを用いて高速ストレージを実現、M.2 SSD×4枚用
2017年10月6日 20:33
初出日時 10/6 8:05
CPUのPCIeレーンを用いて高速ストレージを実現するIntel VROC対応カードが登場、ASUS製の「HYPER M.2 X16 CARD」が発売された。
店頭価格は税抜き5,800円。ツクモパソコン本店、ツクモeX.パソコン館、オリオスペック、パソコンショップ アーク、ドスパラパーツ館、パソコン工房 秋葉原BUYMORE店。
IntelのRAID技術を採用した拡張カード、4基のM.2スロットを装備
HYPER M.2 X16 CARDは、PCIe接続のM.2 SSDを複数装着し、RAIDを構成できる拡張カード。PCとの接続インターフェイスはPCIe 3.0 x16。
IntelのRAID技術「Intel VROC(Virtual RAID On CPU)」を用いた製品。Intel VROCは、CPUの空きPCIeレーンを用いてRAIDアレイを構成できるようにするもので、チップセットベースのRAIDとは異なり、帯域幅32Gbps(PCIe 3.0 x4)のDMIに制限されず、最高128Gbps(PCIe 3.0 x16)の高速ストレージを実現できる。
HYPER M.2 X16 CARDの基板表面には4基のM.2スロットが装備。装着できるM.2 SSDはPCIe接続タイプのみ(Type 22110まで対応)。スロットの付近には冷却用ファンが装備されており、また使用時はカードにヒートシンクカバーを装着する。
ただし、RAID1/5/10を構成する場合は、別売りのIntel製ハードウェアキーが必要。オリオスペックにはIntel SSD専用の「Intel VROC(VROCISSDMOD)」(税抜き1,200円)が入荷しているほか、ツクモパソコン本店では、RAID0/1/5/10対応の「Intel VROC Premium(VROCPREMMOD)」(税抜き18,980円)と、RAID0/1/10対応の「Intel VROC Standard(VROCSTANMOD)」(税抜き11,800円)の受注販売を行なっている。なお、キーは4ピン接続で、対応するマザーボードにはキー用のピンヘッダが装備されている。
また、HYPER M.2 X16 CARDは、ASUS製Intel X299マザー向けのオプションとされており、他社製マザーボードでの動作は未確認。
[撮影協力:ツクモeX.パソコン館とツクモパソコン本店とオリオスペック]