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独自形状のマイニング専用マザーがColorfulから登場、導入の難易度は高め
縦長デザインの「C.B250A-BTC PLUS V20」、電源端子は6ピン×8で24ピン無し
2017年10月14日 22:55
初出日時 10/14 0:10
独自形状のマイニング専用マザーボードが登場、中国ColorfulのB250マザー「C.B250A-BTC PLUS V20」が、国内代理店のアイティーシーから発売された。
店頭価格は税抜き23,130円(税込24,980円)。販売ショップはツクモパソコン本店、ツクモeX.パソコン館、オリオスペック。
ATXなどとは異なる細長い基板で、電源コネクタも6ピン×8の特殊仕様となっている。
電源コネクタは6ピン×8基で24ピンは無し、対応電源は不明
C.B250A-BTC PLUS V20は、Intel B250チップセットを搭載したLGA1151マザーボード。仮想通貨のマイニング専用とされた製品で、サイズが485×195mmの独自形状の基板を用いることで、8基ものPCIeスロットを装備したのが特徴だ。
ビデオカードは8枚まで装着可能。スロットの内訳はPCIe x16×1、PCIe x1×7。
ただし、マザーへの電源を供給するコネクタも、ATX 24ピンではなく6ピンを8基備えるという特殊な構成。また、対応するPCケースなどの情報も、現時点では公開されていない。
販売しているオリオスペックによると、「1,000Wクラスで6ピン端子が複数ある電源なら、恐らく動くのではないか」とコメントしているが、動作確認は行っていないため、どの電源で動作するのかは不明。さらに、ビデオカードを搭載した場合は、マザーボードと接続するための電源ケーブルが別途必要になるが、販売ショップでは取り扱いが無い。このように、電源周りで不明な点が多く、実際に動作させるまでのハードルが非常に高い点には注意が必要だ。
なお、6ピン×8の電源仕様は、先月登場したストームのマイニングPC自作キット「ストーム マイナー BE プラス キット」でも採用されており、この製品では容量1,200Wの特殊電源(型番は「JP1200PS」)が使われていた(マザーとビデオカードを接続するための電源ケーブルも付属)。
メモリスロットはSO-DIMM×1(DDR4-2400/2133)。上記以外の搭載機能・インターフェイスはHDMI×1、Gigabit Ethernet×1、mSATA×1、6Gbps SATA×1、USB 2.0×2など。
[撮影協力:オリオスペックとツクモパソコン本店とツクモeX.パソコン館]