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“魅せる”PCケースや指紋認証付きのマウスパッド、冷却パーツなどを多数展示
~Thermaltake新製品発表イベントレポート~ text by 関根慎一
2018年3月22日 11:05
Thermaltakeは3月17日(土)、新製品発表イベントを開催した。会場はツクモパソコン本店4階。
Thermaltakeが4月以降に発売予定の製品を紹介するイベントで、PCケースをはじめ、電源、クーリングファン、ゲーミングデバイスなどを披露した。
本記事では当日発表された新製品やiPhone用アプリを紹介する。
“魅せる”を重視したPCケースが続々登場
PCケースの新製品として、両側面カバーに強化ガラスを採用したフルタワー「VIEW 91 TG RGB」や、アクリル製のカバーを採用したミドルタワー「VIEW 37 RGB」を紹介した。いずれも14cmのLED内蔵ファン「Riing」(リング)を標準装備したモデルで、VIEW 91 TG RGBには4基、VIEW 37 RGBには3基付属している。また、VIEW 37 RGBのみファンコントローラが搭載されている。
80PLUS PLATINUM電源の廉価モデルが登場予定
電源の新製品では、14cmのLEDファンを搭載した「TOUGHPOWER RGB PLUS PLATINUM」シリーズを発表。容量は1,200Wと850Wの2種類で、現行モデル「TOUGHPOWER iRGB PLUS PLATINUM」の廉価版という位置付け。仕様上の主な違いは、電源のリアルタイム監視・操作機能「Smart Power Management」対応の有無。発売は5月予定だが、価格は伏せられた。国内代理店アスクのサーマルテイク担当、納谷幸広氏によれば、「びっくりするような価格」とのことだ。
銅製パーツを採用した新型ラジエータやiPhoneからLED制御できるアプリも登場予定
水冷・液冷関連では、銅製フィン内蔵のラジエーター「Pacific CL480」、「同420」、「同360」を紹介した。Thermaltakeの現行モデルとしてはこれまでラインナップしてこなかった銅製パーツ採用モデルで、Pacific CL480と360は12cmファン、CL420は14cmファンにそれぞれ対応する。
これまで銅製パーツを備えたラジエーターをラインナップしてこなかった背景には、銅の重量によるケースのたわみと、たわみを原因としたパーツの破損に対する懸念があったという。しかしこのたび、ユーザーからの根強い要請によって、銅製パーツ採用モデルの投入に至ったとしている。外装はアルミ製。発売は5月の見込み。
このほかの新製品としては、ローエンドからミドルレンジのゲーミングデバイスをはじめ、空冷ファン、水冷用アクセサリーなどが紹介された。
将来的には声でPCをコントロール? iPhoneアプリも紹介
会場ではLED内蔵デバイスの発光制御や音声操作などに対応したiPhoneアプリ「TT RGB PLUS」を使った操作デモも実施。音声操作では「Hello TT」と呼びかけてアプリをアクティブにし、音声で発光速度、発光色、点滅速度を操作した。現時点でできることはLED発光パターンの変更のみだが、ゆくゆくはPCの音声操作も対応させたいとのことだ。